【詩】アイ、食べたかったなぁ
アイにぶつかるのがこわくて
私が坂道になってみた
アイに踏み潰されるのがこわくて
私はうつ伏せになったまま転がった
アイは私を飛び越えていった
軽々と羽根を生やして
キミは私をみて
私の額の間を、グリーンeyeで刺す
瞳のレーザー掃討は瞳孔を射抜く、注射みたいにチクリと痛く、冷たく、心地良く
彼は、不満だったあたしの感情を、焼き尽くして、ペロリと平らげ、お腹の中が、空っぽなわたしの運命は知らね、と吐き捨て
坂にゴロゴロ落ちてった
アイはきっと柔らかい
だって歯を出し