よみがえる

今年も夏が来たから
おもいだすの
おもいだしてしまうの
ほんとうのこと
ほんとうのきもちは
誰にも話したくないの
でも
ひとり抱えていると
ときどき
くるしくなって
涙は止まらなくなるの

入道雲は
何処までも 何処までも
この想いは
何時までも 何時までも
私とあなたは
おなじときを
おなじ時代を
生きていた
そして そして
心と心が手を繋いで
やさしくてせつなくて
それでいてたくましい
そんな歌を謳っていた
あゝ
懐うよ あの夏
なつかしくて愛しい
あの日々とにおいが
よみがえる よみがえる

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?