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モカ

気づいたら僕は夢の中で
こころ忙しない生活はやめて
もうここらへんで暮らしていた
あのまちの片隅で君と手を繋いだ
おもいでがいまではあの雲のようで
僕は時々あの詩人のように
悲しみに暮れてしまう日もあるんだ

ここに描いた僕の色たちが
きょう飲んだモカコーヒーの苦さが
古いコンポから流れるなつかしい歌が
世界でたったひとつのわたしの輪郭を
縁取っていくから

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