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青銅時代に生きた人々の結婚愛②

結婚愛 No.77

 前に投稿した「青銅時代に生きた人々の結婚愛①」の続きです。こちらからお読みの方は、そちらからお読み下さい。

 私スウェーデンボルグは、青銅時代の結婚についてわかってる主人の自宅で「北方の暗闇や、西方の炉、南方の浅はかな光とは何ですか?」と尋ねました。

 すると、彼は次のように答えました。
・北方の暗闇とは「心が鈍感になって真理が分からないこと、そして真理に無知であること」、西方の炉とは「悪い愛であること」、南方の浅はかな光とは「真理をひん曲げること」で、以上は「霊的なふしだら(淫行)」を意味しています。

 続けて、その人は「私たちの宝物倉へ行きますから、ついて来てください」と言いました。

 ついて行くと、彼は最古代の人たちの記録を見せてくれました。

 それは「木と石の板」に記されたものですが、時代が下ると、滑らかにされた木の板である「加工樹皮」に記されています。

 第二期(白銀時代)の人たちは、その記録を「羊皮紙」に書きのこしています。

 彼は羊皮紙を持ってきましたが、それには石の板から写筆された初期の人たちの基本信条が記されていました。その中には結婚についての掟もありました。

 古代の記録をあれこれ見てから、天使は「もう私たちは、帰る時が来ました」と言いました。

 すると、主人は庭に出ていって、ある木から何本かの枝を切りとり、それを束ねて渡しながら言いました、
・この枝は、私たちの天国にしかない独特の木から採ったものです。この樹液はバルサム(芳香)の香りを発します。

 私たちは、その枝の束を持って帰りました。

 東の方の道を通って下りましたが、そこには巨人の守衛がいませんでした。

 しかし、驚いたことに、その枝はピッカと光る青銅に、その先端は黄金に変わっていました。

 これは私たちが銅また青銅と呼ばれる第三期の人たちと一緒だった印になりました。

【神保慶明の解説・補足コメント】 
 青銅時代の主人が語る、天国から逃げ出す人たちは、霊的に淫行を犯す人たちであり、彼らには、それぞれ、真理が分からず無知である人、悪を愛する人、真理を歪曲して冒涜する人たちがいることがわかりました。

 主人の宝物倉には、驚くことに黄金時代からの基本信条が書かれた記録(石や木の板、羊皮紙)が大切に保管され、まるで地上のようで新鮮な驚きを覚えます。

 最後にスウェーデンボルグがもらった、芳香が漂い、先端が金で、光輝いている青銅の枝の束を、私も手にしてみたいものです。

 さて、あなたはどのように感じたでしょうか?

 次回は「鉄時代に生きた人々の結婚愛」の体験が始まります。

 あなたご自身のイメージを膨らませながら、次回以降にもご期待下さい。

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※スヴェーデンボリ出版物からの一部、抜粋・編集
・コールリッジいわく
「私の見解で、この啓示を受けたスウェーデンボルグと何か実質的な相違があると私が意識する教義の例はほとんど見出せないし、疑わしいものもありません。私は、全身全霊をもってスウェーデンボルグの受けた啓示に賛成します」

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