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詩「残したいもの」


私が
最後に
残したいもの

他愛ないあなたとの笑い話
今まで受け取ってきた沢山の人々の優しさ

それが
ここに生まれてきた証
私は
そう
信じている

風が今までの苦しみを連れ去り
暁の空が胸いっぱいに広がる
夜の闇を星が優しく照らし
月は姿を変える
この世に全く同じ瞬間は
二度と巡っては来ない
私にも
同じ感情は二度とない
魂に何かを残すのなら…

辺りが静寂を包む
この選択は間違ってはいないと
確信した瞬間
私の魂は音も無く震えた

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