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プロメテウス/映画レビュー

-プロメテウスの始まり-


『プロメテウス』(Prometheus)は、リドリー・スコット監督による2012年公開のSF映画です!
今年、9月公開のエイリアンロムルスに繋がる最初のストーリー、ギリシャ神話の神 プロメテウスから名付けられた宇宙船に乗り人類を作った異星人に会いに行く考古学者達の物語。
そこに待ち受ける、人類の創造された理由とは?



-奇妙なホラーSF映画-


奇妙な恐怖心と好奇心が織り混ざりながら進むSFホラー、その物語の流れを追いましょう。

冒頭、謎の惑星で異星人が何かを飲み込み、その体は急激に変貌し死亡。その後、古代遺跡の発掘をする夫婦の姿が描かれます。主人公、考古学者のエリザベス・ショウとチャーリー・ホロウェイは新たに古代遺跡を発見しました、西暦2089年のことです。


ウェイランド社選抜の科学者達を中心に編成された調査チームは、謎を解明するために宇宙探査船プロメテウス号に乗り込み、星図の示す別の恒星系を目指して出発します。

また、ショウは人間の創造主を「エンジニア」と命名しています。

そして星につくと謎の遺跡が、遺跡内部にはエイリアンの卵と思わしき物があり…

-物語の対比-

人間の創造主"エンジニア"とアンドロイドを創造した"人間"、そして創造主になりたいアンドロイドが産みだす"エイリアン"

この物語の中で一番見ていて面白かったのはアンドロイドのデイビッド。


彼を演じるのはマイケル・ファスベンダー、XMENシリーズでは「X-MEN」新シリーズ「X-MEN:ファースト・ジェネレーション.X-MEN:フューチャー&パスト.X-MEN:アポカリプス.X-MEN:ダーク・フェニックス」と若きマグニートー役をやっています。

デイビッドは人間に連れられ人間達が自分達の創造主が何故人間を作ったのか?という意図を知ろうと必死に努力しているのを見ていますが自分を作ったように、作れたから作っただけでは?と理解できません。
ですが最終的に人間と同じ創造をしたいと考えエイリアン誕生の為に生物兵器を使い宇宙船の乗り組み員をエイリアンの宿主にしようと画策したりしようとする等、この映画で一番目立つ面白いキャラです。

ショウは常にエンジニアが何故人間を作ったのか?という疑問を作中一度たりとも捨ててはいません。
そしてそのショウを見てデイビッドは常に創造主"人間"の考える事に好奇心一杯です。

そして作中では最後、エイリアン誕生の瞬間も描かれます。

新しくエイリアン ロムルスが公開されますがこの作品でもリドリースコットが関わっている為、この作品も観てみるとより新しい映画を楽しめるのではないでしょうか?



Disney+の「プロメテウス」がおすすめなので、チェックしてみてください。

また、このエイリアンへと繋がる本作プロメテウスのエンジニアやエイリアンの設定に対する考察でこの方の内容が凄く参考になりました。

エンジニアが生殖出来ない身体になっていることや自身を犠牲にしてエイリアンを産み出すことで新たな生命を創造しようとする思想、アンドロイドを作り不死になりたい人間との価値観の摩擦など
なぜ、デヴィッドやショーンを殺そうとしたのか面白い考察がされている動画です。


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