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メモ:遊びの空間

遊びの空間では、ルールと判断基準が決まっていてプレイヤーたちはルールを守りながら良い物を作り出して他のプレイヤーと競い、高め合う。

その運動が機能している空間が遊びの空間てある。遊びの空間はプレイヤーを作り出すだけではなく同時にオーディオンスも作り出す。競技に参加しないけど、ルールと判断基準を理解して楽しむ人たちである。


プレイヤーとオーディエンスが生まれる遊びの空間こそが文化の生まれる環境である。



遊びの空間は大きく2つに分けられ、


・匿名的で複数人が関わる中で発生した、誰の物ではない遊びの空間。

・特定の個人または団体の呼びかけで行われる遊びの空間。


前者は自然発生的で誰のものでもないのに対して、後者は制作者が明確で制作者側がジャッジする立場に立つ。ラジオにおける投稿コーナーがこのタイプだ。




ラジオの投稿コーナーにおける遊びの空間の構造は、

パーソナリティ、構成作家はゲームマスター。

投稿コーナーにハガキを投稿するリスナーはプレイヤー。

投稿コーナーに投稿しないリスナーはオーディエンス。

このように分けられる。



「匿名的で複数人が関わる中で発生した、誰の物ではない遊びの空間」は、複数にで作り上げる前近代的なモデルに対して、「特定の個人または団体の呼びかけで行われる遊びの空間」は、ゲームマスターの作品またはプロジェクトに参加者が関わり成立するもので制作者が明確な近代的なモデルである。

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