時間について
時間について
時間とは社会的なものである。同じテンポで数えらる30秒を共有し、その地域で定められ統一された時間を共有し、社会を回している。
しかし、同時に。
時間は個別に、別々に、存在しているものでもある。
ある日生まれ、ある日死ぬ。
「生まれる」と「死ぬ」の間にある時間。それは長く険しいものでもあるし、軽やかですぐに終わってしまうものでもある。会期ははじまり、会期は終わる。その間の時間に起こる経験や出来事。
我々は、別の時間を持つものにとって早すぎるし、遅すぎる。
自分自身の持つ時間感覚とそれとは違う別の時間感覚があることを忘れてはならない。それぞれの身体が作り出す時間。気付かないこと、気付くことの出来ないこと。統一することも共有することも出来ない時間があることを。
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