見出し画像

アートにおけるオープンソース:プロジェクト「ドリル」について



先日ディレクションをしているドリルというプロジェクトの5回目が開催されました。

結果的に一定の成果を得ることが出来たので、引き続きこのイベント形式での開催を続けるつもりです。



さて、今回この記事でいいたいことを先にいうと、

ドリルというやり方をどんどんパクッて欲しい

です。

ドリルを一般化する

プロジェクト「ドリル」にはいくつか目的があるのですが、その一つに、ドリルという制作中の段階で公開し多くの人からアイデアやアドバイスをもらう方式をアート界やもっと広い枠組みである何かを制作する領域で当たり前に使われるように一般化することを目指しています。


ドリルの形式的な問題は、ディレクターが参加作家をセレクトしているのでどうしてもディレクターの個としての趣味や嗜好性が反映されてしまい結果的に限定化してしまうところです。その打開案として、カワムラ以外のディレクターがいて複数の視点からセレクトされることで限定化を回避しようとする考え方です。


つまりは、ドリルを達成する為にはやり方を公開して乗ってくれる人を増やさなければいけないのです。


オープンソースとは?

オープンソースとは、IT業界でソースコードを無償公開することによってみんなで改良していこうという考え形です。

アートにおいても、独占的にやるよりも業界全体の活性化を見据えた上で有用な情報、方法論はどんどん公開した方がいいとカワムラは考えています。全て無償公開にしろ!という訳でもなく有料でも構わないのでどんどん公開してお金を払えば誰でも知れるようにして、公開した人はそれで稼いだお金を製作費に当ててくれ!というスタンスですね。



とはいえ、まだドリルも形式が落ち着いた段階で、まだまだ認知度も低いような状況ですので、まだまだこれからという感じですね。ドリル05 のレポートの最後にドリル05 のフィードバックを公開してます。ご興味ある方はそちらもチェックしてもらえるとうれしいです。

https://note.mu/drill00/n/n68f8e129e61b





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?