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これからアートを学ぶこと、未来のアートの為にできること 〜気軽に参加できる現代アートの勉強会「土曜会」について〜

今回は、僕がじょいともさんと共同運営している現代美術の勉強会「土曜会」について書いていきます。そして、なるべく多くの方々に土曜会に参加して頂きたいと思っています。

土曜会は2016年にツイッター上でやり取りをきっかけにじょいともさんを中心に立ち上げられました。IT系の勉強会を基本モデルにしたプレゼン形式で誰でも発表が出来る勉強会です。20分のプレゼンを3〜4つ発表するスタイルで、3ヶ月に1回の開催ペースでこれまで12回開催してきました。

僕自身は初回から参加しており、プレゼンターとして「リーマンショック以降の村上隆」というプレゼンをしたりしていました。その後、運営側にまわり現在は運営業務、ブッキング、インタビュアーなどしています。

そんな土曜会が目指すところ、提供している価値とは、

「次のアートシーンが生まれ為の土壌づくり」にあります。


土曜会の4つの軸、「これまで触れてこなかった知識にたまたま出会う」「自分の考えたことを気軽に発表できる」「先生であり同時に生徒である関係性」「アート界にオープンソースの文化をつくる」を実行していくことで次のアートシーンが生まれる条件を準備しています。


「これまで触れてこなかった知識にたまたま出会う」

土曜会は公募とブッキングして集まったプレゼンで開催していますが、その際に出来るだけテーマがばらばらのプレゼンが揃うようにしています。これは、「興味があるプレゼンを聞きにきたらたまたま聴きいた別のプレゼンの知識に興味を持ち調べてみた。」このような経験を発生させる為に設計されています。こうすることでこれまで触れてこなかった知識への入口となりその後の活動の広がりを得るきっかけになればと考えています。土曜会は現代美術の勉強会と銘打っていますが、そこに限定されることなく広いジャンルのプレゼテーションに対応しており、今後も「別の領域で起こっている面白いこと」についてのプレゼンテーションをどんどん取り扱っていく予定です。


「自分の考えたことを気軽に発表できる」

土曜会は応募すれば原則誰でもプレゼンが出来るシステムになっています。誰かのプレゼンを聴くだけでももちろんいいのですが、自分の考えていること、興味があること、進めているプロジェクトなどを他の人に共有することで意見をもらえたり、理解者を得ることにつながります。また何かを発信したいと思っている方には「発表する場所を探す」、「イベントの告知する」などの作業コストを土曜会を活用することで減らすことが出来ます。プレゼンをして頂いた方には、参加費(500円)で集めた収益から必要経費を引いた純利益をその回でプレゼンして頂いた方達で山分けするシステムになっています。

ここ最近はプレゼンをして頂いた方たちが高度な内容のプレゼンをして頂いたことでお陰様で良くも悪くも発表することの敷居が高くなってしまっていますが本来は素朴に考えていることなどを発表する場でもあるので気負いせず気軽にご応募下さい。 ご興味のある方はこちらのフォームをご利用ください。


「先生であり同時に生徒である関係性」

土曜会は「先生」の話を聴くような先生→生徒のような関係性ではく、先生でありる同時に生徒であるような、知識、意見を共有していける関係を理想としています。発表を聴くだけではなく自分の知っていること、考えていることを積極的に発言していくことでプレゼンター、聴講者双方にとって実りのあるものになります。


「アート界にオープンソースの文化をつくる」

IT業界において技術的な情報を積極的に公開することで業界全体の発展させてきたオープンソースの文化があります。しかし、アート界においては有益な情報、技術的な情報は身内でのみ共有され秘密にする傾向が高いのが現状です。土曜会では、有益な情報、技術的な情報を積極的に公開していくことによってアート界にオープンソースの文化を根付かせ業界全体を活性化させたいと考えています。

土曜会はこの4つの軸にしながら引き続き挑戦していきます。ですからこれをお読み頂いたあなたにも是非参加して頂きたく思っています。

次回の開催は8月の特別回があり、通常回は9月以降を予定しています。開催情報はこちらのツイッターアカウントFBページで開催日程が決まり次第アナウンスいたしますので是非ご参加ください。


土曜会 art study meeting

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