月の欠ける日々

夕闇に、薄く広がる深い水色の
夕焼け。
いつか父と一緒に歩いた
山梨の小さな街の端の神社を思い出した。

神社はよく行きましたが、覚えているのは八坂神社くらい

山梨の神社はとっても小さくて、
父もこっち来なけりゃよかったかなというほどでしたが、奥の方に祠があり
よく見てみたら、父の好きな七福神の名前が刻まれて居て、父はやったーと笑っていました

そこで笑うか。

その後父は盛大にずっこけてしまった。厄がついちゃったんでしょうね。笑うから…

夕暮れには似合わない。小さなポツリポツリと歌うわたし
5歳のわたしと青年期の父。と言っても会社員ですが汗
父はわたしのことをとても面白がって居て、
髪の毛が癖毛で同じだ。とか言いながら、延々と無駄話をする

好きな女性の前では男性ってそうだと思うんです。
でもそれはちょっと間違いらしい。

フラストレーションが溜まっているだけかも知れないし
2の次に、もしかしたら、話す口実で相手から離れたいからよく喋るのかも。

父に私は聞いたのです。どちらなん?!と

すると父が言ったのは、君の鼻歌がずーっと続くように、その鼻歌で時間潰ししたいから
と…

母のいるところまで来ると母はむっつり怒っていて。
それで2人して謝ったのです。
そして変な歌を2人で歌いました。
シャボン玉の歌。有名な方じゃなくて架空の唄ですが

もう全く覚えていないなぁ。
時が経つのはとても早いです。

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