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【今期も増配に向かって!!】-三菱HCキャピタル- 2025年3月期1Q決算 (2024年8月14日)

今日は三菱HCキャピタル(8593)ついて、先日発表された四半期決算である2023年3月期1Q決算について記事を書いていきたいと思います。

三菱HCキャピタルといえば、日本企業としては連続増配記録で花王に次ぐ2位の実績を持っています。花王の収益が怪しくなってきた今、増配を続けていけば1位の座を手にすることもありえます。そんな三菱HCキャピタルの2024年3月期決算を記事にまとめているので、ぜひ参照してみてください。

この記事では、上記の記事の続編として今回の三菱HCキャピタルの今年度の1Q決算がどのようになったのか、前年および前々年と比較しながら記載したいと思います。


1.売上高

まずは売上高を見てみましょう。今回の1Q決算で発表された売上高を前年、前々年と比較した図を以下に示しています。

三菱HCキャピタル(8593)の四半期売上高推移

今回の1Q決算は昨年の1Qと比較すると売上高が増加しています。2024年1Qが4,768億円たっだのに対して今回が5,299億円だったので約11.1%増加したことになります。毎年着実に売上高を伸ばしており、着実にビジネス規模を拡大していることが分かります。

2. 営業利益

続いては本業での稼ぎを表している営業利益について見てみましょう。以下の図は過去の四半期決算と比較した今回の1Qでの営業利益を示しています。

三菱HCキャピタル(8593)の四半期営業利益推移

グラフから今回の1Q決算は昨年の1Qより営業利益が大きくなっていることが分かります。昨年が363億円だったのに対して、今回の490億円は昨年比率で赤字幅が35%縮小したことになります。。売上高の伸びよりも営業利益のの伸びが大きいので利益率も改善しているといういい傾向にあるということが分かります。。

3. 経常利益

では営業外収益も含めた企業の定常的な活動から得られる利益である経常利益についても確認しておきましょう。以下の図に過去の四半期の経常利益と今回の1Qでの経常利益を比較した図を示しています。

三菱HCキャピタル(8593)の四半期経常利益推移

図より、今回の1Qの経常利益は前年の1Qよりも大きくなっていることが分かります。前回の1Qでは378億円だったのに対して今回の1Qは792億円なので、約30%上昇していることになります。
営業利益・経常利益ともに上昇しており、好調と評価できます。


4.当期利益

それでは、経常利益に特別損益を加えた、最終的に1Qで稼ぎだした利益である当期利益について見てみたいと思います。以下の図に過去に四半期からの推移を示しています。

三菱HCキャピタル(8593)の四半期利益推移

グラフより、純利益でみても昨年の1Qのから成長していることが分かります。昨年が351億円だったのに対して、今回の392億円は昨年比率で11.7増加したことになります。通期業績予想は昨年から9.0%成長となっているので1Q時点の決算としては順調と評価できます。

配当金の原資となる純利益が増加していることで、増配も安心して待っていられそうですね。

5.純資産

続いては、純資産の推移を見てみたいと思います。以下の図が各四半期のでの純資産の額を示しています。

三菱HCキャピタル(8593)の純資産推移

グラフから昨年の1Qの時より純資産を大きくしていることが分かります。三菱HCキャピタルは毎年しっかりと利益を稼ぎ出しているので、純資産の積み上げには何も問題ないと言えます。

6.株価

これらの業績発表を受けて、株式市場は三菱HCに対してキャピタルに対してどのような評価をしているでしょうか?株価がどのように動いたかという観点でチェックしてみたいと思います

グラフは1Q決算発表(8/9)の前後数日間の株価推移を示したものです。

三菱HCキャピタル(8593)の株価高推移(5日間)

グラフから決算発表を受けて、株価は上昇していることが分かります。8/9に四半期決算発表があったので、8/13の株価推移が決算結果の市場からの評価ということになりますが、しっかりと上昇していることが分かります。

では、もう少し長いスパンで見た株価の変動を見てみたいと思います。以下はここ半年間の株価の推移を示した図です。

三菱HCキャピタル(8593)の株価高推移(6か月間)

グラフからここ半年くらいの間はおおむね1,000円を少し超えるくらいの水準で推移していることが分かります。8/2には日銀の利上げが影響して日経平均が歴史的な暴落をしたのにつられて株価も急落しています。まだ、暴落前の株価に戻り切ったとは言えないので、今後の業績拡大によってさらに株価を上昇させていけるか注目していきます。

7.まとめ

ここまで三菱HCキャピタル(8593)の四半期決算について見てきましたが、いかがだったでしょうか。

売上高も各種利益も昨年から拡大しており、通期業績予想に対しても順調に推移しているので安心できる内容だったかと思います。2Q以降もこのペースで推移させてくれれば、増配もほぼ確実に期待できますね

最後まで御覧頂きありがとうございます。
その他の記事もどうぞよろしくお願いいたします


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