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みずほフィナンシャルグループ(8411)決算 まとめ 2024年期通期決算
どうもCUSS(@CUSS3141592)です。
さて、みずほフィナンシャルグループ(8411)の2024年3月期の通期決算が5月に発表されたので、内容をまとめておきたいと思います。
みなさんご存知のメガバンクですね。そのイメージカラーから青い銀行でお馴染みですね。みずほ銀行というとシステム障害を連想してしまう方も多いかもしれませんが、本業の業績はどうなっているのか、決算内容を見ていきたいと思います。
1. 通期決算概要
みずほFGの公式ホームページで公開された24年3月期の通期決算資料によると売上高、純利益、純資産は以下の通りだったようです。
売上高:約8.7 兆円
純利益:約6,800 億円
純資産:約10.3 兆円
以下にみずほフィナンシャルグループがホームページで公開している決算資料の抜粋を記載します。
![](https://assets.st-note.com/img/1716107204844-J7qVG3e8Kk.png)
2. 売上高
まずは売上高を見ていきたいと思います。過去の各年の売上高と比較した図を以下に示します
以下、青色の棒グラフが売上高、オレンジ色の折れ線グラフが利益率を示しています。2021年からは順調に売上高を伸ばしていますね。今年は2021年の約2.7バイトこの3年間で急成長しています。一方、利益率の方は徐々に下がってきており、規模の拡大とともに利益効率も上がるという構造には至っていないようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716107214229-gDAe6Mkekz.png)
3. 年間純利益
次に年間の純利益についてみてみましょう。
以下の図に各年の純利益の推移を示しています。売上高の章では年々利益率が下がってきていることを記載しましたが、純利益の額を見てみるとしっかりと毎年成長していることが分かります。それもこの4年間手間約50%の成長と、売上高ほどではないものの、利益の方も早いスピードで成長していますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1716107224827-NVDqPWY0cz.png?width=800)
4. 自己資本比率
続いて自己資本比率です。過去からの推移をまとめると以下のグラフのようになります。棒グラフが純資産の額を示していて、折れ線グラフが自己資本比率を示しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1716107232931-db2rYrfbno.png?width=800)
毎年しっかりと利益を稼いでいるので、問題なく純資産として金額が積み上がっていますね。自己資本比率は数%と、一般的な水準からみると低い値となっていますが、銀行は借金をして事業をするビジネスモデルなので必然的に他人資本が多くなってしまって自己資本比率は低くなるので、みずほの財務的な安定性が低いということでもないです。
(我々らみると銀行にはお金を預けていますが、銀行から見ると借金をしている形になります。)
5. 配当金
気になる配当金ですが、以下のグラフの青色の棒グラフが1株当たり配当金を、そしてオレンジ色の折れ線グラフが配当性向(純利益に占める支払い配当金の割合)を示しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1716107241208-54TNTExnEf.png)
1株あたり配当金を毎年多くして株主還元を強化しています。そして毎年しっかり増配して株主還元を強化しつつも、配当性向は40%程度で安定して推移させているので、今後も増配を継続していくことに期待が持てますね。しっかりと利益成長している安心感がありますね。
以下の図は配当利回りの推移を示したグラフです。だんだんと下がってきていることが分かります。1株あたりの配当金は成長しているのに配当利回りが下がってきているということで、市場から株価という形での評価が上がってきていることが分かりますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1716107248305-EbOfmLC82u.png?width=800)
6. PER
次に割安度合いを見るPER(株価収益率)を見てみましょう。PERは純利益に対して何倍の株価となっているかという指標です。以下に過去5年間のPERの推移をグラフ化したものを示します。
![](https://assets.st-note.com/img/1716107261294-IhqVxb6q0Z.png?width=800)
グラフを見ると2021年から上昇を続けていますね。純利益はしっかりと成長しているので、これは利益成長を上回るスピードで株価銀行上昇していることが分かりますね。とは言っても今年2024年でもまだ11.4倍と割高な水準には達していないので、まだまだ成長余地も感じます。
7. PBR
次に同じく割安度合いを見るための指標であるPBR(株価純資産倍率)をみてみたいと思います。PBRは1株あたりの純資産に対して何倍の株価になっているかを示す指標ですね。以下のグラフにPBRの推移示します。
![](https://assets.st-note.com/img/1716107268672-AuJ0EDhfhN.png?width=800)
PBRも毎年増加していることか純資産の額に対してもやはり少しずつ割高にはなってきていますね。とは言ってもまだ0.8倍と低い値なのでもう少し上昇して欲しいものです。少なくとも1倍までは行って欲しいところですね。
8. ROE
最後に収益性を見るためにROE(自己資本利益率)をチェックしておきます。これも同じように過去5年間の推移をグラフ化しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1716107277528-kez6t6JnFi.png?width=800)
ROEもほぼ右肩上がりに成長していることから、収益性が改善していることが分かります。一般的には収益性が高いと言われる10%超の水準まではまだ遠いですが、今後どうなっていくか見守りたいと思います。
以上、みずほフィナンシャルグループ(8411)の2024年の決算のまとめでした。
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