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いじめは必ず終わる ~クリス・コルファー

クリスさんが受けたいじめ

この写真は、クリスさんが出演したドラマ「glee」の一場面です。

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クリス:ごぞんじの通り、ぼくが国営テレビでいじめられっ子を演じ、ロッカーにたたきつけられたり、床に投げ出されたり、あらゆる悪口を言われたりするのを、毎週2000万人ものみなさんがごらんになっていました。
そして、ぼくは、自分の実生活においても、そのほとんどすべてを経験してきました。
中学生のときには、あまりにもいじめがひどかったので、母がぼくを学校からつれ出して、自宅学習をさせてくれました。(1年生の途中から2年生の終わりまで)

ー クリス・コルファー 2019.11.12  対談「インパクト・セオリー」より

しかし、高校でもいじめは続きました。
小さい頃からずっといじめられてきたクリスさんは、こうしたつらさを忘れるために、本を読んだり書いたりすることに没頭(ぼっとう)したのだそうです。

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いじめられている子へのメッセージ

▼ 子どもリポーターのエヴァちゃんによるインタビューです。

・いつかは終わるよ

クリス:いじめられている子に、ぼくができる一番のアドバイスは、「いつかは終わるよ」ということです。
大きくなっていくにつれ、みんなも、何が良くて何が悪いことかわかってきて、本当にいじめなんか起こらなくなるんだ。

・人間は変わる

クリス:今は、ここからぬけ出せっこないと思っているかもしれない。君がうけているいやがらせが永遠に続くような気がするかもしれない。
でも、そうじゃないんだ。どうしてかというと、人間は変わるからだ。
人は年をかさねるにしたがって賢(かしこ)くなるし、「みんなから悪口を言われっぱなし」ということもどんどん減って、ぜんぜん気にならなくなるよ。

・自由な日々を楽しみに

クリス:それが、年をとることの、いいところだと思っているよ。ぼくも、年をとるにつれて、何を言われようが、何をされようが、どう思われようが気にしなくなって、ほんとうに自由な気分なんだ。
だから君も、もう何も気にならなくて、いじめが生活の一部なんかじゃない日々を楽しみにしてね。


ここで、別のインタビューも、ご紹介したいと思います。

いじめはずっと続かない

クリス:ぼくが若い人たちに知ってほしいのは、自分を受け入れてくれない、あるいは認(みと)めてくれない環境(かんきょう)に生まれたからといって、その環境がずっと続くわけではないということです。
ちゃんとさがせば、外の世界には、たくさんの愛があなたを待っています。ぼくが、その証拠(しょうこ)です。
しかも、世間があなたをがっかりさせればさせるほど、世界はあなたのことを必要としているのです。

ークリス・コルファー 2019.10 インタビューより

I want young people to know that just because they’re born into an environment that doesn’t accept or appreciate them, that doesn’t mean there isn’t an environment that will.
There’s a lot of love waiting for you out there if you’re willing to look for it. I’m living proof. Also, the more the world discourages you, the more it needs you.
ー Chris Colfer October, 2019

終わったいじめ

トム・ビリュー氏:君は、「かなりひどいいじめにあってはいたけど、今の自分にとってはもう日常的に起きることじゃないし、もしもインタビューで聞かれなかったら、いじめのことを考えもしなかったでしょう。」って言ってたね。(中略)

クリス:今のぼくは、そんなおそろしい場所からはぬけ出していますから。おかげさまで「もう被害者(ひがいしゃ)じゃない」と思える立場になりました。(中略)
そういう意味では、ぼくは、今の生活をうれしく思っています。
なぜなら、だれかがぼくにつけ入ってきたり親切じゃないとわかったら、子どものころにはできなかった「立ち去る」ということを、今ならすぐにできるからです。

ー クリス・コルファー 2019.11.12 対談「インパクト・セオリー」より

(▲ トム・ビリュー氏との対談「インパクト・セオリー」の動画)

先に進める未来がある

クリス:いじめられている子へのアドバイスとしては、
「そこから先へと、進んでいけるよ」ということを、理解してもらいたいですね。
本当に、これにつきると思います。問題は、そこなのです。

ー クリス・コルファー 2019.11.12 対談「インパクト・セオリー」より

クリスさんは現在、「毎週、数百から数千通の手紙やメッセージを受けとっている」(2020.10.10  The Daily Telegraph.com)そうで、深刻(しんこく)な相談も多いそうです。
苦しみがずっと続くと思って絶望(ぜつぼう)している子どもたちに、このことを、なんとかわかってほしいのでしょう。

「僕たちは今、人生の一番つらい章のなかに生きているんだよ。でも物語にはいつでも、明るい未来が待っているものなのさ!」

ー クリス・コルファー 『ザ・ランド・オブ・ストーリーズ・1』60ページより


がまんしないで

さいごに、私から。

小学校時代には長くて長くてしかたなかった1年間も、中学校ではもっと短く感じ、高校ではあっという間のように思えたものです。
だれもが、年をおうごとに「時間がたつのが、どんどん早く感じられる」ものなのだそうです。

私はもう、大学生の子どもをもつお母さんですが、子どものころから、いろいろ大変なことがありました。
だけど、飛ぶように時間はすぎて、今では、苦しかったことも全部夢だったんじゃないかと思ったりします。

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ですが、もしもあなたがいじめられているなら、大人になるまでがまんしないで下さい。もっと早くぬけ出せる方法が、あるかもしれません。

クリスさんは、「はずかしがらないで、助けをもとめて!」とおっしゃっています。

▼ 次回は、そんなお話をご紹介したいと思います。