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事業再生の現場から

こんにちは。

※2022/5月追記

事業再生についてより詳細を知りたい方はこちらの記事もどうぞ

今ちょうど顧客の本社へ平日はずっと夜10時まで常駐し、実態把握と事業再生計画をチームで作成しています。

というのはカッコよく言っているだけで、実際は顧客からもらった資料を全てデータベース化する作業をしています。

これが大変です。全ての仕訳データ、賃金データ、売上データ、仕入データ等々をもらいます。まず5年は遡ってもらうのでこれが大量にあります。

これを整理して、実際の財務の数字と合うかを調べます。

無論、再生企業というのは金融機関の支援無くしては立ち行かない状況に常に置かれており、粉飾は多くの場合存在します。

私が携わっている企業でも粉飾があり、先日経営陣へ問い詰めたところ、粉飾の事実を認め、裏データを出してもらいましたw

経営陣も会社の経営が傾いていることを社員に悟られないように、振る舞っています。必死なのです。

しかし、粉飾を一度すると最後。ずっとそれをやめることができません。

粉飾には何種類かあります。多いのが

・売掛金を多く計上(繰越利益剰余金が大きくなる)
・在庫を多く計上(繰越利益剰余金が大きくなる)
・前払費用を多く計上(経費の支払いを前払費用に計上)
等色んなケースが存在します。

事業再生というとカッコよく聞こえますが、実態の仕事を泥臭くデータを収集、整理、ヒアリング、事業計画と策定、金融機関との調整から始まります。

ただ、計画策定時に各部門の責任者、担当者と会議し、現状の課題を共有し、どのようにすれば乗り越えていけるかを話し合う。

そして我々外部のコンサルタントではなく、中の社員が動き出すことに醍醐味があります。

中には確かな技術力が存在するのに競合に押され、収益力が落ちている企業もあります。

昔はよかったが今は、、、という企業。これらは大概過去成功していた体制を維持し続け、今必要な体制を構築できていないことが多いです。

受け身の営業姿勢や関節部門の人件費が高いなど、様々です。

まあ私はまだまだ見習いなので、事業再生についてもこれからですが。

三年後くらいに事業再生コンサルタントとして金融庁に入りたいなぁなんて。笑

今は目の前の仕事に打ち込みます!

追伸:空室になっていたワンルームの入居者が決まりそうです。キャッシュフロー食われてので、安心。


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