【続いてる写経 761日め】〜『神道大祓全集』をよく見たら
伊勢おかげ横丁にある、神道専門用具のお店で、『神道大祓全集』を購入いたしました。
身禊大祓、大祓祝詞に始まり、伊勢内宮様、下宮様、お稲荷様恵比寿様など、神様ごとの祝詞や、地鎮祭などの神事を行うときの祝詞まで、実に色々あります。
こういった祝詞を奏上して祈祷が行われているのだなあ、と少々とっつきにくいフォントをたどって読んでみるのは興味深いです。
雨乞祝詞とか、あげる人があげれば、きっと効果あるんだろうなあ。。
で、この全集よくみると、、よく見なくても、下の方に
「般若心経」と書いてあります。
中見もあけて確かめると、はい、般若心経はばっちり掲載されておりました。
しかも「仏説摩訶般若波羅蜜多心経」ってなってるし・・。
「神道大祓全集」だよね?? 仏説??
ページ余ったから入れておこうってものではないでしょう。
このラインナップそのものが、神仏習合の名残というか、物的証拠そのものではないですか。
この全集は初版は昭和14年。明治の廃仏毀釈からは時間経ってます。
そこもなかなか興味深いです。
でも、果たして現在は神社で般若心経を唱えることがあるのかどうか・・
あまりにも般若心経そのものが有名であり、仏教=お寺のイメージが定着しすぎてます。
神主さんが「ぎゃーてい、ぎゃーてい・・」と読み上げる姿は想像しにくいし、ちょっとそぐわない感じもします。
神社には先に述べたような立派な祝詞が沢山存在するからです。
ちなみに「聖不動経」も入っております。
これは不動明王様の前で奏上するのだと思いますが、ワタシは初見でした。
神社にお不動様が併存していた時代も長かったということなんでしょうかねえ?
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