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【続いてる写経 1357日め】太宰府の弘法大師ゆかりの地を求めて

仕事を無事終えて、天気もようやく落ち着いた福岡3日め。
初日に行くはずだった太宰府へ。

太宰府は太宰府天満宮様が有名すぎるのですが、他にも見所いっぱいでした。
特に空海さんファンには外せない場所が、観世音寺
ここは遣唐使の任期を守らずに帰国した空海さんが、しばらく留め置かれたお寺です。
今は天台宗のお寺となっておりました。

一時期は相当な栄華を誇った九州の大寺だったそうですが、縮小されて現在に至ります。

映画『空海』にも出てきたかな、本堂前の階段

太宰府も結構降ったようで、珍しい雪景色。

巨木が居並ぶ境内、真ん中の五重塔心礎あたりに妙に惹かれました

ここの見所は、貴重な仏像群。この宝蔵に収められております。
重要文化財の日本国内で最大の木造馬頭観音立像や、木造毘沙門天立像など立派な仏像を間近で拝見できました。
ここは仏像好きには必見の場所と思います。

つくりの割には中は簡素、暖房もなく寒かった。。
右下にあるのは、宝蔵に所蔵されている貴重な姿の大黒天像

中でも面白かったのは大黒天像。大黒天さまといえばふくふくとしたお姿が思い浮かびますが、大黒天像には2通りの様式があるそうです。
もう一つがここの大黒天様の様式で、「頭巾を被り額に皺を寄せしかめ面をし、腰に手をあてながら袋を担ぎ立つ善神の像」だそうで、近代彫刻に通づる様式だとか。

観世音寺で有名な点はもう一つ、日本三大戒壇院の一つである、鑑真和上がひらいという戒壇院

西門から入ったら、一瞬若冲の絵?
キジが歩いてる!!!キジが一羽、ウロウロとしていたのです。
キジを境内で見たのは初めてでした。

最下段はキジの写真

なんだか歓迎されてます。
厳かで手入れが行き届いた場所でした。

観世音寺から20分ほど歩くと、太宰府天満宮
言わずと知れた学問の神様、菅原道真公をお祀りしたお社。
参道は外国人観光客でにぎわっておりまして、境内も写真に熱を入れる人たちがいっぱい。正直それが疲れるのだよね…。

本殿はただいま改修工事中で仮のお社ができていました。

仮社の屋根の上はグリーンカーペット?

本殿の裏側が落ち着いていて良かったです。
小山になっているのは、もしかしたら磐座なのかもしれません。
梅の種を納め所など、面白いものがありました。

撫でられすぎて色の変わった牛さん、梅ヶ枝餅は出来立てがいちばん

せっかくここまできたので、「鬼滅の刃」で話題になった天満宮の北東にあるお社、宝満山竈門神社へバスで行ってみました。

雪の残り方が半端ない。。寒かった

雪の残り方から分かるとおり、山の麓なので、寒い!!!
縁結びの神社ということで、縁結びお守りだ人気のようでした。

とにかく寒いのと、休む場所もないので次のバスですぐ下山。

そして、途中で気付いたのでした。

観世音寺付近に「弘法様のお水」があるはずだった。
そこに行ってない!!!
というわけでまだ時間あるので、観世音寺付近に逆戻り。

”弘法水”の場所については、右下の地図にちいさくあるのみ

この”弘法水”、現地ではほとんど情報なく、境内裏側の看板にちらりと情報がありました。ネットと通りすがりのご近所の方に教えていただき何とかたどりつきました。

民家の一角にあるので、そろりそろりとお邪魔。
お水はほんのり温かく感じました。

帰りがてら、「令和」のふるさととして今注目されている坂本八幡宮まで足を伸ばしました。

ここは「令和」の起源となった「梅花の宴」が行われた大伴旅人邸跡の候補地の1つなのだそうです。

子どもたちの良い遊び場となっている、太宰府跡を散歩し、バスで博多へ戻ることにしました。

うん、太宰府、満喫したなあ…と悦に入っていましたが、バスがなかなかやってこない…。

このあたりからちょっと怪しいことになってきました。

さて、無事に帰れるのだろうか?


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