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【続いてる写経 1345日め】”建”とは、筆を立てて書くこと

ブリージングストレッチの気功クラスと「大祓祝詞・書写修唱会」へ。

気功クラスのお話に漢字の話が出てきました。

なんでも、健康の健のつくりの部分は、建てるという意味。

これは何を立てるかというと、なんと筆。
「聿」の部分は筆を指していて、筆を立てて書くことが語源なのだそう。

立てた筆で、天からの気を受けて、文字を書いたのだというのです。

うひゃー、知らなかった…。

つまり筆を使うときは、”立てる”ことが重要だというわけ。

小筆の場合、時間がかかるのもあって鉛筆を持つ時と同様、いわゆる単鉤法で書いてしまうのですよね…。

その後の書写会でも、いつもスピード優先で書いてしまうので、前半は単鉤法で書いておりました。

が、途中から双鉤法(親指・人差指・中指で筆管を持ち、薬指を添える持ち方)で筆を立てて書いてみたところ、、

文字の感じに違いが出てました。

赤線の左側は双鉤法

単鉤法のほうがきれいにまとまるのですけど、
双鉤法は勢いが出る。

これは結構面白いですね。

というわけで、今日の般若心経もすべて双鉤法で書いてみました。

ちなみに、健康の健は人偏に「建てる」なので、人がまっすぐ立つと健やかであるという意味だそう。

身体は真っ直ぐの力には強いのだそうです。

背骨がしっかり立っていれば、安定して立ったり座ったり長時間でもできるとのこと。

”立てる”ことに、色々と大事な意味があったのでした。

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