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【続いてる写経 851日め】〜遺伝子スイッチオンのためにできること

受験生の夏を迎えても、いまいちスイッチが入らないマイペースなわが子。こんな状況からどうやったらスイッチが入るのかしらねえ…。

スイッチという言葉からふと思い出した本『スイッチ・オンの生き方』
これは遺伝子工学の研究者、村上和雄先生のご著作です。
村上先生が自らの遺伝子研究の成果から導き出した、遺伝子のスイッチを入れる方法を簡潔な文章で教えてくれます。

なんでも人間の遺伝子は実は98%が未解読の状態で、すなわち98%潜在能力が隠れているのだそう。
この眠っている状態の98%の遺伝子を、呼び覚ますことができたら、望んだ状態が実現する可能性があるらしいのです。

そして遺伝子のオン・オフの状態は、環境因子で作られるとのこと。
良い遺伝子をオンの状態にするために実行できることは、

①どんなときも明るく前向きに考える
②思い切って今の環境を変えてみる
③人との出会い、機会との遭遇を大切にする
④感動する
⑤感謝する
⑥世のため人のためを考えて生きる

『スイッチ・オンの生き方』p102より引用

この遺伝子をオンにする方法、まるで自己啓発本のようですよね。

要は与えられた環境に向き合って、感謝の念とともに、気持ちを前向きに切り替えることが大事だというわけです。

なるほど、と年を重ねた今だからわかりますよ、上の6つの大切さ。その通りと思います。
辛くても気持ちを切り替えて淡々とこなしたり、感動を通じて、自分も何かやりたいと思ったりしてきましたよ。

しかしながら…まだ大した逆境にも陥ってないそこそこフツーに幸せな子達には、ピンとこないかもしれないな…と残念ながら思ってしまいました。

上位概念を理解するのは、やっぱり経験が必要なんですよね。
自分なりに考えて、行動したり体験したことで、初めて気付くものなんだと思います。
中学受験も体験してない、部活で勝負したりもしてないわが子には、初めての試練が高校受験かも。

ということは、親ができるとしたら、人と接する機会を与えてあげることや、感動をもたらしそうなものを紹介してあげることでしょうか。

てな感じで、今度は私立高校に見学に行きました。
どうやら彼女の選択基準、
・校舎がきれい
・制服がある
・茶道部がある
これらがクリアーされていました。
さらに、在校生と話をして重要な情報を得られたのです。

・水泳の授業がない

なんと、校内にプールはあるけど、授業では使わない、水泳部のためだけ。
先日、1年生は遠泳30分必須の学校にぶち当たったあとだったので、これは本人には朗報だったようです。
これ聞いた瞬間、キラっと何かが光り、モチベーションが上がったのを感じましたよ。

てなわけで、この学校をとりあえず第一志望とする模様です。

今回、前置き長かった。

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