【続いてる写経 1503日め】観音様ご縁日・秘仏ツアー@神呪寺、道明寺、葛井寺
兵庫県西宮市にある甲山神呪寺。
ここのご本尊である如意輪観音像、年一回のご開帳日5月18日にあわせ、観音様ご縁日ツアー敢行。
早朝新幹線で新大阪へ。
今日も富士山はきれいでした。
新大阪駅で大阪在住のAちゃんに拾ってもらい、車で神呪寺へ。
年一回となると、混んでいる❗️
神呪寺のある甲山の形はお椀をひっくり返した形。
如意輪観音像は、空海さんが神呪寺開祖の如意尼(真名井御前)をモデルにして彫ったと言われてます。
艶かしい。
また、こちらの弘法大師像も本人に相当近いといわれているらしいです。
(誰が検証したのか⁉️)
実物は壮年の厳しめのお姿。
生き生きとした像です。
如意輪観音像様は、角度によって印象かなり変わりました。
左からは涼やかに、正面はアンニュイに。
多少欠けてしまった口元、元はどんなだったのか…
信徒の方々が多勢、ご開帳日のお手伝いされているのが印象的でした。
地元では、融通観音として有名らしく、人気のようです。
融通金の御守りがありましたが、一年一回交換だそうなので、遠方には不向き。
今回は見合わせです。
18日の御縁日、特別開帳まだまだ続く。
大阪の沿岸部をドライブして、たどり着いたのは藤井寺市。
お次は道明寺。
桜餅の道明寺由来で、菅原道真公ゆかりのお寺です。
創建以来尼寺なのだそう。
スッキリとしたご境内には、かつての柱あとも。
18日と25日のみ公開はれる国宝十一面観音像は、道真公が自ら彫ったという言い伝え。
頭だけでなく、そこまで器用だったのでしょうか❓
どうも後付け感は否めません。
お優しいお顔で、目には石が入ってます。
小振りのサイズながら威厳ある、美しい立ち姿です。
ちょいと聖林寺の観音様に似ている❓
日本の国宝十一面観音像7体のうちの一つだそう、納得です。
車で10分ほど移動し、最後は葛井寺。
こちらの国宝千手観世音菩薩像、厨子の奥に鎮座される観音様の手は、リアルに1000本以上あるのです。
聖武天皇が勅願したのだそうですけど、
奈良の大仏様といい、無茶振りされますなぁ。
作った方はどうやってこの手を500本ずつ配置したのか、、
解説パネルによると、手の部分は左右で分かれていて、三層になっている様子でした。
さらなか、すべての手に眼がついているとか。
ゆえに、正式なお名前は
十一面千手千眼聖観世音菩薩
驚き隠せません。
これだけ繊細な1000本の手をもつ仏像が、1300年残っている事実。
大切にされてきて、ありがたいです。
境内に併設されたカフェにて葛餅をいただきました。
カフェにあった仁和寺の展覧会図録をパラパラめくると、なんとこの展覧会では今日みたメインの仏像はすべて集結してたらしい‼️
トーハクで見逃していたことを悔やむのでした。
でもね、現地で観るのが良いのよ。
時間もお金もかけて、出向く。
その熱い想い、観音様にも通じていますように…。
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