見出し画像

【続いてる写経 912日め】〜天満宮と太秦へ行きたい理由

京都出張初日。午前中から午後一まで準備をツメツメにし、何とか時間を作りどうしても行きたかった二箇所へ観光に出ました。

まず向かったのは北野天満宮。わが子受験祈願にはやっぱりお参りしておきたいスポットです。それこそ自分の大学受験以来の参拝かな?とても久しぶりでした。

全然様子も覚えておらず、昔から牛さんがこんなに至る所に寝ていましたっけ?それぞれ個性的な牛さん激写。

それぞれ個性的な牛さんたち

天神様での牛さんは、「菅原道真公が丑年生まれであったことと、大宰府でご生涯を閉じられた際、道真公の御遺骸をお運びする途中で車を引く牛が座り込んで動かなくなって、やむなく付近の安楽寺に埋葬したという故事に由来しています」とのこと

なるほど〜、善光寺様の伝説では引っ張ってつれてきた牛さん、ここでは「動かなくなった」のがポイントなのですね。
修学旅行生も多数来ていて、やはり受験の神様人気根強し。目的のお守りを授かり、ご祈願も完了。
実は「三辰信仰」など、ご祈願だけでなく見どころたくさんだったようです。こっちの事前「学習」不足でしたね…。

あと一箇所、行きたかったのが、国宝第一号の弥勒菩薩像で有名な、太秦の廣隆寺様です

雲が凄く印象的、根っこの繋がった木も

廣隆寺の宝物殿はほぼ貸切状態でした。閉まる30分前に滑り込んだので、自分以外に係の人しかいない…。国宝独り占め。
もうこれは唱えるしかない、と弥勒菩薩像の前で般若心経を3回連続で読経しました(小声)

すると、2回目あたりから、身体がふわっと浮くような感覚が湧きたち、地に足がついてるけれども浮いているみたい。これを「観音立ち」と言うのかしらん?「ジョジョ立ち」じゃないよ。

唱えるごとに、段々と緊張が解け身体全体が緩んでいくのを感じ、終わったとき、すごくすっきりして、気持ちがよかったです。
暗い室内でよく見えなかった仏様のお顔もよく見える。

般若心経、不思議だ。やっぱり威力あるなあ。。

実は今回の広隆寺様には、「般若心経」マニアにはたまらない逸品を求めにきたのです。
廣隆寺所蔵「破体心経」と呼ばれる何種類もの書体を使って書かれた、弘法大師空海直筆の般若心経。
実物は拝見することができませんが、経本と納経用の写経用紙がここでお譲りいただけます。今回は写経用紙のほうが目的でした。

広げてみたら、すごい。。熱放ってますね、この文字。
大徳寺様の嵯峨天皇の紺地金文字のレプリカ並みに効力感じます。

正直、難し過ぎて自分にはまだ書けないと思う

この写経用紙、取り寄せはできず、広隆寺に参拝しないとゲットできないのでした。
しかもこの破体心経、霊宝殿の正面ガラスケースにひっそりと告知されているて、知らないと気づかず通り過ぎてしまうと思います。
拝観の受付場所にも何にも書いていません。

なんでもネットで買えちゃう世の中とは真逆のアプローチは「特別感」と「ご利益」の感覚がより高まるのでした。
ちなみに、ワタシのスマホ待ち受け、この破体心経です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?