「面倒なことはChatGPTにやらせよう」の全プロンプトをYoutubeで配信した理由

「面倒なことはChatGPTにやらせよう」の全プロンプトをYoutubeで配信したことについて次のコメントをもらいました。

著者本人、ここまで公開していいんだろか。技術者が増えて盛り上がることが大きいんだろうか

https://b.hatena.ne.jp/entry/4749497900022527200/comment/shoh8

このnoteのはてなブックマークですね。

これについてXでも回答しましたが、改めて回答してみます。


回答

YouTubeで配信したことについては、書いた本の内容が多くの人に届くのが一番嬉しいのでやっています。
これは、本を書くにあたっては、ものすごく時間がかかったので、その内容が必ずしも本じゃなくても良くて、YouTubeとかXとか他の方法でも良いので伝わったら良いと考えています。

本を買ってくれた人でも、この部分は難しかったのでYoutubeで著者の解説があると嬉しいという人もいる。

本の売り上げは自分はあまり気にしていないです。ただ、そうはいっても関係者のかたがいらっしゃるので。この配信をすることで売り上げについても悪影響があるといけないけれど、でも好影響しかないんじゃないでしょうか。

今日時点のYoutubeの再生リストのアナリティクスを貼っておきます。

今後も動画を置いておくだけでこれだけ見てくれる人がいて、その中から少しでも購入してくれる人がいればプラスの影響になるはず。

今の仕事でも、どうやって認知を獲得して、興味を持ってもらって、売っていくかみたいなのは重要なので、それを自分の商品で体験できるというのは面白いです。

やったこと

YouTubeでの公開

サポートサイト(プロンプト)の一般公開


参考にしているもの

中身を全部見せるみたいな取り組みはよくあると思うのですが、これはなんというのでしょうか?自分が直接的に参考にしたのは次の2つです。

プロセス・エコノミー

けんすうさんが提唱されているこの「プロセス・エコノミー」という概念は今後参考にしていきたいと思っています。

プロセスに価値があるなら、プロセス自体でもう課金しちゃうほうがいいんじゃない?という感じです。

たとえば漫画家さんなら、マンガを売るというより、「マンガを描いている姿をライブ配信をして、そこで投げ銭をもらう」みたいなイメージです。

https://kensuu.com/n/nf4270e069c20

本を書いているところから全部過程を見てもらえるなら、公開して見て貰えば良いんじゃないかと。次に本を作ることがあるのであれば、やってみたいです。

ゼロから作るDeep Learningシリーズがやっている、公開レビューのお知らせもコレに近いものがあるんでしょうか。

完成が近づいた原稿をレビューしてもらい、みんなで完成版を作るという過程はとても良さそうです。

「ブラックジャックによろしく」の二次利用の完全フリー化

「ブラックジャックによろしく」の二次利用のフリー化もすごかった例。

目的は集客のため。無料公開にした理由は、同作品は2006年から増刷がかかっておらず、増刷してもらえないのならこのまま(出版社に)眠らせていても意味がないからだという。この無料公開の結果、有料の「続・ブラックジャックによろしく」が売れ始めた。そして、もっと著作を広く使ってもらうために、著作権をフリー化し、二次使用を自由にできるようにした。

https://news.mynavi.jp/techplus/article/20130321-eat06/

フリーにした結果、二次利用も増え、電子書籍のロイヤリティでも稼ぎ続けているというのは興味深いです。

XやYouTubeでの回答

今後

YouTubeでは、どういう動画を出したら良いか、希望があればコメント待っています。
その他何でもコメントください。


コメントお待ちしています。匿名の質問はマシュマロから→https://marshmallow-qa.com/currypurin