国際女性デーに寄せて
こんにちは、1歳男児を育てながらフルタイムで働くママ営業職、カレー部長です。先日、会社でジェンダー平等に関して、改善した方がいいと思うことを「思うがままに」発信してみたら、周囲と軋轢を生じてしまうということを経験しました。
この記事では、当時の経験を振り返りながら、どうすれば建設的な対話を実現できたのか、考えてみたいと思います。
何が起こったのか?
ある日、社内向けの講演会で、ジェンダー平等の視点からとても疑問に思う表現がありました。私は義憤を覚え、感情のままにメールでその違和感を事務局に対して発信しました。同時に、信頼できる上司数名にその内容を転送したところ、ある男性から「言いたいことは理解するが、自分の感覚的には、受け入れられない。言い方は考えた方がいい」という趣旨のフィードバックを貰ったのです。
私はその方をとても尊敬していて、「この人なら本音を言っても大丈夫」と期待していたぶん、ネガティブな反応が来てとてもショックを受けました。そして何人かの信頼できる友人にこの話をしたところ、「それは、トーンポリシングでは?」と指摘を受け、ますます、被害者意識を強めていました。
落ち着いて、共通の目的を探ろう
少し時間のたった今、冷静に振り返ると、確かに私の指摘内容は、会社のためになることだったと思います。一方で、言い方や、周囲の巻き込み方には、改善の余地が大いにあったと反省しています。
どんなに自分が「正しいこと」を伝えているつもりでも、いちど相手から敵と思われてしまうと、聞く耳をもってもらえません。これはもう、相手が人間である以上、仕方のないことだと思います。
私が当時の私にアドバイスするとすれば「同じ岸に立つことを意識してみては?」です。具体的には、今の私なら、きっと以下のように言うでしょう。
これなら、相手もこちらの話をグッと聞く気になったのではないでしょうか?敵対するのは、本当に、最後の最後の手段。よほど自分の大切なものが侵害されたときに、とっておきましょう。
RBGの言葉
最後に、自戒と励ましの両方の意味を込めて、アメリカ連邦最高裁判事を長年にわたり務め、性差別の撤廃を訴え続けたルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG, Ruth Bader Ginsburg)判事の言葉を引用します。私もみなさんも、より良き社会の実現のために、周囲の人と建設的な対話ができますように!
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