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映画感想2

今月は「私というパズル」という映画を観ました。

あらすじ
 苦しい自宅出産の先に待っていたのは、予想もしなかった大きな悲しみ。失意の中、パートナーや家族にも心を閉ざす女性は、やり場のない感情に飲み込まれていく。(ネットフリックスより)


感想
 出産に失敗し医者に原因不明と言われた後の父と母の反応は全然違った。父は原因がわからず暴言を吐き部屋を後にした。映画の冒頭で父ショーンが橋の建設中「娘に1番に橋を渡らせる」と言っていたシーンがあった。それほど待ち遠しにしていた分ショックは大きく感情的になり怒りや悲しみで手が出るシーンがちらほら観られた。対して母マーサは医者の言葉を聞いた後「臓器提供はできないか」と冷静に提案していた。医者は司法解剖をしたため臓器提供はできないが献体として扱うことはできると聞き同意するシーンがあった。冷たい印象も受けたが、その後、赤ちゃんと同じ匂いのしたリンゴを買い、同じ電車の子供たちを見た後、リンゴを育てることを決めたシーンがあった。どんな形であれ生まれてきた子の成長を見守りたかったんだなと思うとジーンとくるものがあった。その後、ショーンとは離婚し、最後の方では、育ったリンゴの木を子供が上っているシーンと木の下にはマーサがいた。マーサ的にはハッピーエンドじゃないだろうか。父ショーンのその後がわからないが、子供ができたら溺愛パパになってると思う。別の場所で再婚して幸せな家庭を築いてほしいと願う。


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