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憧れのバスルーム「antique」のハナ氏。

こんにちは。ハナ氏です。
まずは、なんとなくでもこのページを開いてくださり、ありがとうございます。大変光栄です。


今回は、憧れのバスルームがある「antique」についてボスから色々と聞きました!




Q1.works「antique」のお風呂に憧れているのですが、このバスルームはどのようにして出来上がったのでしょうか?

A1.からだを洗う場ではなく、一息つく場やお肌のメンテナンスをするボディルームのような場として位置づけた「部屋」。

ここのお風呂は在来でつくってるからね、広がりがあるよね。
掃き出し窓が庭につながっていて光もいっぱい取り入れられるから、ある意味お風呂というよりかは「部屋」だよね。

どちらかというとお風呂をデザインするというよりかは、部屋の中にお風呂という機能を付け加えたって言った方が正しいかな。
今ユニットバスが主流だからさ、ユニットバスなのか在来のお風呂なのか。 メリット、デメリットはあるからさ。
お掃除の手間もそうだし・・暑さ寒さとか。
昔の家を改装する時にユニットバスにしたいという方は結構多い。掃除が面倒くさいとか寒いとか。やっぱりユニットバスの方が機能的だよね。最近はオーダーユニットというのがあるからさ、ユニットバスでもオーダーして大きさを決めてタイル張ったりとか。断熱性とかも優れているよ。

「antique」に限っては部屋として欲しいっていう要望もあったからさ。お風呂をからだを洗う場所ではなくて一息つく場所とかさ、お肌のメンテナンスとかボディルームみたいな感じで位置づけているからLDKの次にこの空間が広いんだよね。

優先順位をずっと話し合って、最終的に一部屋やめてでもこの部屋を広くしようみたいな感じになったので、この広さが実現できた。
ある意味、個性をそのまま表現した感じだよね。


この部屋には洗面があったり、その奥にカーテンで仕切られてトイレがあったりするんだよね。全部一体的になっている。
それからここの収納をどうしたらいいのかって考えたときに、つくり付けの収納の案も あったんだけど・・せっかくだったら アンティーク家具を置いてそれを収納にすることにした。
きたないものを綺麗にする場というよりかは、プラス自分のからだと気持ちを向上させるっていう、そういう場にもなるから・・そういった面ではすごくいいかたちでできたかなと思うかな。

ここのデザインというのは幾度となく配置を考え、変更してを繰り返したんだけど、何が素晴らしいかって、ここのクライアントさんの思い切りの良さというか・・ちゃんと捨てるところは 捨てて、拾うところは拾ったという感じだよね。ここ(バスルーム)で過ごすということを大切にされた方なんだよ。
ここで気持ちがリフレッシュしてくれれば本望だよね。

インテリアは、ハイブランドのものを置くというよりかはアンティークのものを置いてみたり、ヌケ感のあるフックとか・・タオルを掛けるフックとして売っているものじゃなくても、出っ張りがあるものであればそれをフックにすればいいし。
これだけ広がりがあると住んだあとにいろいろインテリアを楽しめるでしょ?植物を置いてもいいし、姿見置いてもいいし。

例えばここで子どもが成長して、自分の実家が antiqueのようなお風呂だったらお風呂という概念が変わるよね。親のこだわりが子どもに影響を与えるというのは、こういう建築でも発揮するんじゃないかな。


Q2.玄関やウォークインクローゼットも印象的ですよね?

A2.どちらも取捨選択をして本質的にいいもので暮らしていくことを大切にした場所。

玄関もある意味、靴を脱いで通る動線というかたちにはしなかった。
ここでもくつろげるようにしたんだけど。

こういうアンティークっぽい家でさ、既製品の下駄箱を壁につけたところでちょっと不自然だよね。だから靴をしまう場所もアンティークの家具にしてもらったんだよね。
そんなに収納力がないからさ。ちゃんとここへしまう靴を選ぶようになる。無駄をはぶいて本質的にいいもので暮らしていくというのは、いい考え方だよね。もともとセンスがある方だし、インテリアが好きな人だから同調してくれて・・考え方のこだわりがつまってるよね。


ウォークインクローゼットから寝室に行くとか各部屋に行くっていうかたちにしてる。ショップみたいだよね。

見せる場にして、ウォークインクローゼットも居場所にしたんだよね。この考え方ができるのは、さっき言った取捨選択ができているからだよね。

Q3.LDKのポイントについて教えてください!

A3.LDKにアンティーク家具を置くことをはじめから聞いていたので、情報量をちょっとでも少なくするために天井を上げ空間を少し大きくした

天井が三角になってるでしょ?
これがまっ平らだったらさ、ちょっと圧迫感あるはずなんだよ。
それからキッチンは、カウンターの部分の左側と右側で框(かまち)の幅が違ってデザインがちょっと違うんだよね。

伸びやかに見せるためというところと、南から光が入るところのちょっとした変化を持たせたいっていうのと。

印象的な照明が吊ってあるんだけど、そことの切り替えという意味で框をデザインしたっていうのはあるよね。細長く見せるというかカウンターを長く見せるにはちょっとずつ縮まるとかさ、幅を変えるとかそういうことをさり気なくやっている。



まとめ

そこに住む方の個性がちゃんと出ていると住んでて楽しいと思うからさ、その方が住む個性っていうのをなにか1つつけたいなとは思っている。
それがヌケ感だよね。
自分にとってはかけがえのないものがある意味でヌケ感の1つだからさ、せっかく住宅を自分のために建てるんだったらそういう場が1つぐらいあってもいいんじゃないかな?
それを大切にするためにしっかりコンセプトをつくるっていうのがポイントだよね。


もっと詳しく知りたい方は、ぜひYouTubeをご覧ください▾


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