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安西先生はいつもアナタの側に。

全部全部詳細を詰め、パスポート入手に向け動いてくれたスーパーの警備員さん

警備員さん「運転手さんが話したいって!」
わたし  「もしもし?」
運転手さん「もしもし、今はワイフにかわるね!」
奥様   「もしもし、大丈夫よ!!安心して!!あなたのパスポートは今私たちがちゃんと持っているから大丈夫よ!心配しないでね!」

とっても聞きやすいインド英語で
心配しないで!と語りかけてくれた奥様

なんて素敵な!
安心!!さぁ!いざ行かん!!

警備員さんがぜーんぶオーガナイズしてくれたので、感謝の意を込めて小銭入れに手を掛けると

警備員「No no」

まさかの!!
この警備員さんもお礼は要らないという!!

2時間以上こんな私に付き合ってくれて、
運転手さんと話し、合流ポイントまで話していろいろ手配してくれたのに…
ホテルマンはここまで全くやろうともしてくれなかったのに…

わたし「いやいやっじゃぁ、あの彼女にお礼として何か買ってあげて!」
(手伝ってくれた天使の彼女のことを言えば受けってくれるかな。と思ったけど受け取ってくれず…)
わたし「じゃぁ!アイス買って!!ほらほらっさっきアイス食べようとしてたじゃん!!」
警備員「No No」

インド人ってなんて情に厚いんだ!
すごいホスピタリティじゃないか!!

じゃぁ…
わたしができる事はこんなことしなかったのです…

警備員さんにお礼を伝え、握手をして、バイバイしまくり
店長さんに「パスポートが見つかったよ!!彼がいろいろ手伝ってくれたの!!だから昇給してあげてくれ!!」と頼み、スーパーを後にしました。

わたしの脳は次へと進みます
次は運転手さんのお礼。

待てよ!
このままだとお礼(お金)は受け取ってくれないな…
んー…

あっ!スタバがあったぞ!
チョコチップクッキーとアーモンドクッキー計4枚を購入し、いざオートリキシャへ

1時間ちょっとの車内
あまり記憶がありません。
夜21時半ごろ、夜の車道をオープンカー(自動三輪車)でブンブン走る走る

わたしは何をしていたのでしょうか…
現在地を確認し、待ち合わせ場所を確認し…
記憶にございません。

ようやく待ち合わせ場所へ
そこは警察署

警察の中にあのおじちゃんはいるのかなぁ?
警察にパスポートを預けたのかなぁ?
預けてたら手元に戻ってくるの大変そうだなあ…

そんなことを考えていると
赤いサリーを来た女性とストールをスカートのように巻いた男性、小学生くらいの女の子がニコニコしながら近づいてきてくれました!

「あーー!!!!」
なぜだか奥様のハグ!!
あれは感謝の抱擁です!

「Thank you, thank you!!」
もうありがとうしか言えなかった…
情けない…

わたしが運転手さんのオートリキシャから降りた後、すぐにパスポートが落ちていたのに気づき、寺院の中を何度も何度も探してくれたようです!!

わたしがわき道から出たばっかりに…

でも見つかって本当に良かった!!!
とすごくニコニコして奥様、旦那様がおっしゃってくれました!

こんな心優しい方がいらっしゃるのだと!!
チャンナイは最高なところだと!!
ぜひ人は見た目では判断してはいけないと!!
心から皆様に伝えたい!!

スタバのクッキーもお嬢様に難なく渡すことができ、
1時間以上かけホテルに戻ることができました。

パスポート紛失に気づいた18時40分ごろ
22時過ぎにホテル着

パスポート紛失事件は3時間半で終結することができました
このことから学んだ教訓は
『あきらめたらそこで試合終了ですよ…?』

全く同じ状況化で何人の人があそこまで粘り、ネットで検索をかけ、アプリ内を検索し、紛失物に辿り着くことができるだろうか。

もうこれは執念
諦めない力、信じる力があったからこそ
周りの心温かい方々が手伝ってくれ、守ってくれ、支えてくれたのだと本気で思っています!

そう、あなたも
諦めずに、信じて行動すれば必ず前に進めます!
(誰だよ…って感じだけど、ぜひ心のカタスミに…)

ラストオーダー22時半のレストランにどうにか滑り込み
インド旅初のお酒を一杯いただき、チャンナイに感謝することができました。

翌朝は4時起き、朝7時飛行機でムンバイへ
その日の18時にはデリー経由香港へ飛び立つ予定が控えています

チャンナイの人の温かみに浸りながら夜景とポークチョップを食らっていました

ムンバイではあんなことが起こるなんて予想だにせず

ムンバイ事件簿へつづく

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