見出し画像

中華と作家さん【花坂風月】


3月13日、SNSで交流のある作家さんたちとお会いすることができた。

風祭千 さん
『チューニング!』

坂井のどか さん
『もののふうさぎ!』

月森乙 さん
『弁当男子の白石くん』

~文芸社文庫NEOより発売中~


みんなの名前一文字にわたしの名を足したら「花鳥風月」っぽくなって風流なのでは、と思った。
「花坂風月」になった。文豪の名前みたい。


坂井さんとは同県住まいで、以前に一度お会いしている。
彼女はとても元気でのびやかな方。まとめ役をしてくれたり、みんなを先導してくれたりと頼もしい存在。


そんな坂井さんと、まず電車で東京へ。
強風につき、厚手のカーディガンは風通しがよすぎた。

早めに着いたので、カフェで一休み。
ねこカフェとホストのお兄さんの大きな看板を眺めながら、コーヒーとスイートポテトをいただく。

お兄さん、黒髪だったかも


それから待ち合わせ場所で、風祭さん、月森さんとはじめまして。

青森からいらっしゃった風祭さんは、最年少ガール。安定感があって、お話をしていると、穏やかな気持ちが胸に馴染んでいく。瞳が綺麗。

月森さんはなんと海外から。明るく引っ張ってくれるお姉さんで、人に好かれるのがよくわかる。笑顔が多く、場を盛り上げる名人。素敵な指輪をつけていた。


たっぷりおしゃべりをして、夕方、お目当ての中華料理屋さんへ向かう。

きらびやかな通りを行くと、朝、看板で見たようなホストのお兄さんたちが歩いていらっしゃった。
わたしは一時期、YouTubeでホストの動画鑑賞にはまっていた。
ホストのお兄さんたちは、接客業において大切なことを、様々な角度から教えてくれたのである。


途中、謎めいた細道にくいっと入りこんだ。
すると空気は一変。物陰から銃を突き付けられそうな雰囲気である。

進んでいくと、お店があった。

風祭さん撮影
風祭さん撮影



月森さんがみんなの意見を聞きながら、さくさくっと注文してくださった。かっこいい。

最初はパクチー。

坂井さん撮影

おいしそうな色彩ですね。

続いて豆腐の細切り。
こんなかんじだったかな? と描いてみた。

料理名は読めない

描いてみたあとで、坂井さんが撮影してくれていたことに気づいた。お皿は四角だった。
(スマホを新しくしたら写真が消えてしまった)
あっさりした塩味のタレが絡まって素敵。主食にしたい。

豆苗の炒め物はこんなかんじだったはず……

もっと濃い緑だったな

「豆苗って、なんですか?」
はにかみながら聞いてきた風祭さんがとてもとても可愛かった。

坂井さん撮影

スープを感じる小籠包を食べたのは始めてのこと。
わたしがこれまで小籠包だと思い口にしてきたものは、きっと小籠包に似た、潤んだ焼売だったんだ。


パン……このパン……大好き。

坂井さん撮影


外がカリッ。中ふっかふか。

坂井さん撮影

うどんみたいなものが詰まってるけれど、これもパン。
なんという芸当でしょう。パンもお洒落をする時代です。

パンのお土産ないかなあ、ってそわそわしてしまったけれど、そわそわして終わっちゃった。

坂井さん撮影

蟹の春雨はきっとみんな感動してた。
とろりと絡むスープに蟹の旨味が凝縮されている。するんと飲み込んで、食道が煌めくお味……。
わたしは蟹が大好きです。

麻婆豆腐と餃子も食べた。


食後のデザートは、電車の都合で叶わず申しわけなかった。

月森さんと途中の駅で別れ、風祭さんは新宿駅まで見送ってくれた。
甥っ子以外に全力でばいばいするの久しぶりだなあ、と温かい気持ちになった。

坂井さんとは敬礼をして別れた。敬礼をするのは3年ぶりくらいであった。

坂井さんと出会うまでは創作活動について話せるような友人がまわりにおらず、「だれかと小説のことを話せたらいいなあ」と、ぼんやり焦がれていたのだけれど、今は3人のお友達ができた。

文字ばかりで色が寂しくなってきたので餃子を投下

縁を繋いでくれるきっかけとなった出版社さんに深く感謝しつつ、いつか恩返しができるような、なんだかものすごいものが書けたらなあ、と思う。

帰りの電車で体調が悪くなってしまったわたしの腕をそっと引き、空いた座席に誘導してくれた坂井さんの優しさを忘れない。

終わり🐻


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?