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見つめて、受け止めて、大丈夫だから

ずっと考えてる”命”

初めて知った”命”

最初に命、生まれる命、それを知ったのは、小学校の授業
5年生だったかな?家庭科だったかな?
授業で出産のビデオを見た
本当に赤ちゃんが生まれてくる瞬間
今思うと、すごい授業だったなって
先生に感謝です。
だって授業でその映像を流してくれたんです
私達は映像通して、出産の、命の生まれる瞬間を見た
そして、その出産時の撮影を引き受けて、授業での公開も許可してくれた、お母さん、女の人、女性
すごいな~と思う、本当に心広いですよね
ただただ感動、脱帽です。素晴らしい。

小学生だった私は分からなかった
ただただ、すごいなと思った
真剣にその映像を見ていたなという記憶がある

姪っ子の誕生

その後、中学1年生の時に姪っ子が生まれたんだ
可愛い姪っ子ちゃん
その時が2度目の命に触れた時
姉が妊娠の報告をしたときに、私は一人嬉しくて涙が出た
妊娠や出産という言葉は知っていてもまだよく分からない頃だった
ただただ嬉しかったのだけは覚えてるんだ
家族のみんなは深刻な顔をしていたけどね
大人になった今の私にはなぜ深刻だったのか流石に分かる

甥っ子たちの誕生と不思議な感覚

数年後、大学生の時、甥っ子が生まれたよ
覚えてる、当時、私は骨折していて、通院の必要があったのに家に誰もいなくて車もないので病院に行けず困っていた
誰もいなかったのは、陣痛が始まった姉にみんな付き添ってたから
その後、夜中過ぎに可愛い甥っ子ちゃんは生まれてきました

この後から私にはちょっと不思議なことが起こるようになりました
どんな感覚があるか…妊娠した?ということに気づくようになった
みんなの妊娠ではないけれど、繋がりの強い人たち、そばにいる人たちの変化にかな

仕事帰り、姉から着信があり、電話に出たんだ
出る前に、着信をみて、あっ赤ちゃんかな?と感じたの
すると、電話で話す姉の言葉に「妊娠したよ」という報告
びっくりというより、やっぱり嬉しくてね
可愛い2人目の甥っ子ちゃんです

この子の出産では奇跡のようなことが起こったんですよ
出産に立ち会いました、初めて

母と私、ふと虫の知らせのように姉のところに行ってみようと思い立ち
車を走らせ行ってきたんです
その日の夜、とんとん拍子で生まれました
姉のところに着いて病院に行ったとき、すでに子宮口が開いていて
もう生まれる間際
出産にあたる準備も間に合わないまま分娩
その時の産婦人科の先生がおじちゃん先生だったんだけど、たぶんおじちゃん
何かにとりつかれたように私を手招きしてくれた、横においでって
私は何かに突き動かされるかのように先生の隣に立ったんだ
もう赤ちゃんの頭が出てきてた

それは、小学校の時に見た映像と同じで、それ以上に命がそこにあったんだ
生まれてくる命、大きく泣き声をあげて、生まれてきたよと息をしている命
美しかった

その後、私はセクハラにあい、自分の女性性を全て否定し続けました
こんなに赤ちゃんの命の誕生に出会って感動したのに
私は私自身の子宮や卵巣、この身体全てを、ひたすら呪ってきました

そんな中、甥っ子ちゃんがまた生まれてきてくれました
帰省するときには生まれてるね
そんな話をしながら、もう生まれたかな~と楽しみに帰省したんだ
まだ生まれていなくてね
実家に帰って、ソファに腰掛けた瞬間、姉の陣痛が始まったんだよ
そこからずっと姉に付き添い、分娩室まで一緒に行き、出産に立ち会い
生まれてきた甥っ子ちゃんをひたすら撮影
力強い産声と同時に生まれてきた赤ちゃん
そして命がけで産んだ姉
すごかった

そんな体験をした後は、何かが私の中で変わったんだよね
セクハラを乗り越えた私の中に希望があった
女性としての強さが芽生えていた
でもまだまだ男性社会、目立つ杭は叩かれる
私その後パワハラにあい、ずっと自殺を考えていました
この話はまた今度するね

命、女性の強さ、母の強さ、それを感じていた
教えてくれていたのに、まだどこかで自分事ではなかったんだよね
否定の方が強かったから
自分とは関係ない、私にはその資格はない、ずっとそう思っていた

不思議な感覚再び

でもその数年後、不思議な感覚にであったんだ
職場の女性がやけに光っている
見た目とかではなく、彼女の周りが輝いているの
何だろうと思っていたら、彼女の妊娠が分かったんです

あ~女性は本当に媒体、命を繋ぐ者、命を育む者
赤ちゃんが新しい命がお腹に宿るって、すごいエネルギーなんだな
本当に美しくて、美しかった
女性は、女性という命を頂いただけで、本当に素晴らしい

でも私には関係ないと思っていたんだ
やっぱりセクハラやパワハラ、鬱に自殺願望、苦しくてたまらなかった

閉ざした心の闇を見つめたら…光があった

そこから5年以上はどんな感覚にも出会っていない
いや、完全に閉ざしてしまったから

でもね、ずっと”命”を考える、感じる機会をもらっているの
それが、通訳仲間との別れ、アメリカ人のパパとの別れ

気づいたんだ
一番の苦しみは何だったのか
結婚して子供を産みたいのにできない理由は何なのか

最初にお付き合いした男性のことを私はすごく好きだった
でも別れることになった
別れたくなかった私は、繋ぎとめようと妊娠したと嘘をついたの
その罪悪感をずっと持ってきたから、嘘をついて傷つけたから
私は自分自身に罰を与えたの
幸せになってはいけないって
だからセクハラもパワハラも鬱も自殺も全て自分に与えたもの

本当に好きだったんだ
だから別れたくなかった
でも捨てられるのが怖かったから、私から捨てたの
嘘までついて捨てたの、彼に十字架を背負わせてしまったの
でも、傷ついていたの私自身も

今はね、本当に彼の幸せを心から願っています
連絡を取っていないから分からないけど、
彼は幸せになっているそう信じている
会うことはないかもしれないけど、
ありがとう、ごめんなさい、と伝えています

彼のお陰で、彼といるときの私はすごく幸せだったから
とても愛されていた21歳の私
そして彼のことを愛していた私
ありがとう

ずっとね、許していいよ
もう許していいよ

命を通して教えてくれていました
頑なに、人を傷つけた私は、愛する人を傷つけた私は、許されない
絶対に許されない
命を使って人を傷つけた私は許されない、そう呪ってきたの

でもね、もういいんだよ
自分のことを許していい、幸せになっていい
やっとそう思えるようになりました

これも、ずっと”命”を見せて気づいてとシグナルを送り続けてくれた
ハイヤーセルフさん、神様、ご先祖様のお陰です

本当に好きだったの、初めてお付き合いした方
だから、もうさようならってしていいんだよ
ありがとう、ずっと私を幸せにしてくれてありがとう
愛しています
幸せになろうね

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