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【うさぎの腎芽腫闘病記録】 術後の生活〜現在


手術後 初めての鍼灸

2021年11月16日(火) 抜糸から2週間以上経った。
この日、手術後初めて
A動物病院の院長の鍼灸を受けた。

院長はCuoreのカルテを見ながら、
「なんか、うちで大変な手術をしたみたいだね〜」
と一言。
そしてX先生が撮った腫瘍の写真を見て。
「これ、破裂寸前だったね〜。
この部分が薄くなっている」と
写真を指さして説明してくれた。



青丸の部分が膜が薄くなっている部分
腫瘍が破裂寸前だった。

手術があと1週間、最悪の場合、
あと3日遅かったら
腫瘍が破裂していた可能性があったのだ。

また別の時にY先生からも
手術の日の時点で、すでにCuoreの調子が
あまり良く無かったと聞いたので、
本当にギリギリのところだったんだと思った。
一見、食欲もあり、排出もあって普通に見えても
獣医さんから見たら、そうでもなかったのだ。

鍼灸の方は、続けてみないとわからないが、
現段階では東洋医学的に見ても
経過は良好とのこと。

お腹の毛

手術で剃ったお腹の毛は
驚くほど早く生えてきた印象があった。
年末には元通りにふわふわのお腹になっていた。

抜糸から2日後
結構なスピードで毛が生えてきている
抜糸から1週間後くらい
すでにフサフサに戻っている
年末に定期検診をした時
この時には元通りになっていた
そして元気に⚫︎もつけている

手術後変わったこと

手術後、いくつか変化したことがあった。
1つ目はCuoreの体質だ。
今まではちょっと華奢かな?くらいな見た目だったが、
術後は体重が変わってないのに、
見た目がまん丸、手触りも
ふんわり・もちもちになった。
例えるなら『大福』みたいな感じ。
左腎臓があった場所に脂肪がついたみたいだが、
それ以外にも水分の循環が良くなったから
ふんわり・もちもち体質に
なったのではないかとのこと。
ちなみに、左腎臓があったところには
脂肪がついたみたいです。

赤い丸あたりに左腎臓があった
そこに脂肪(白い部分)がついているらしい
確かにお腹周りと腕に貫禄が…
上半身ガッチリ系うさぎになりました

2つ目は飼い主とCuoreの関係
今までは結構、凶暴なところがあり、
容赦なく急に噛みついてくることがあった。
それも絶対に噛まれたところがザックリいって
流血するくらいの強さで。
でも、それが手術後は
急に噛まれることがあっても、
せいぜい甘噛みやちょっと皮が
擦りむけるくらいで、
流血するほどのレベルではなくなった。
それと、やたら自分から撫でを
要求するようにもなった。
なんとなく、Cuoreの中で
『こいつはオレのことを助けてくれた。』
という認識があるみたいで、
頼ってもいい、甘えてもいい存在だと
更に思ってくれるようになった(気がする…)

3つ目は、おしっこを飲まなくなった
3つ目でいきなり何のオチだよ笑
と思ってしまったら、すみません。
でも本当のことです。

Cuoreは、うちに来た時から
なぜかトイレでおしっこをした後、
出たおしっこを舐めるというのか、
飲んでいたのです。

病院でも相談したことはあったが、
原因はわからず。
ただ手術後、トイレで用を済ましても、
その様なことをしなくなった。
(厳密に言うとしなくなったというより
減った。術後2回飲んでいるのは見た。)

もし、このおしっこを飲むという行動と
手術が関係しているのならば、
仔うさぎ時代から腎臓が
少し悪かったのかもと思った。
(ただ、今まで検査結果やうさぎドックとかで
腎数値には問題は1回も出てこなかったので
たまたまかなと思っている)

手術から1年経過〜現在

2022年10月17日

ちょうど手術から1年を迎える前日の日。
この日に定期的に行なっていた
レントゲン検査と血液検査をした。
他臓器への転移は見られず、
血液検査の数値も問題無かった。

逆にヘマトクリット値が基準値より
1%低くなっているが、問題ないとのこと
(微妙な誤差の範囲内の場合もあるので)
多臓器への転移は見られなかった。
肺も綺麗な状態だった。

その他の病気や不調なども見られなかった。
右腎臓だけでちゃんと栄養が吸収でき、
ちゃんと排出もできている。
この1年、何もなく健康に過ごせていることに
凄く安心をした。

「今日、病院で検査なんて聞いてねぇーぞ!」と
簀巻きにされてお怒りになられているお耳長様

現在

手術から1年9ヶ月が経ち、
あと3ヶ月後には2年を迎える。
5月に軽い鬱滞を起こしたが、
それ以外は何も無く、
相変わらず健康に過ごしている。

『うさぎの腎芽腫』について調べた時に
出てきた症例では、例え術後経過が良くても
全ての症例で長くても術後1年3ヶ月で
亡くなっていた。

けれどCuoreは術後1年3ヶ月以上が経っても、
手術前と変わらず、もしかしたら手術前よりも
元気に健康に過ごしている。
元気過ぎて、時たま
「このうさぎ、腎臓が1つかないんだった」
って、右腎臓だけで生活していることを
一瞬忘れたりもする。

2023年に入ってからは
ずっと状態が良好で、他臓器への転移の
可能性もかなり低いと考えられるので、
今後の通院を定期検診の回と鍼灸の回を
月ごとに交互で行なう方向で行くことを
A動物病院のX先生と相談して決めた。

腎芽腫闘病記録 本編終了

これで『Cuoreの腎芽腫闘病記録』本編は
終わりになります。
今後は『Cuoreの腎芽腫闘病記録』番外編として
裏話などを書いていく予定です。
あと、エンセファリトゾーンになった時のことも
いつか、まとめて書けたらいいなと思っています。

「やっと本編書き終わったよ!
オレ、頑張ったから寝るわ」

Special Thanks

まずは、この闘病記録を
Cuoreと同じ腎芽腫を闘った
佐渡っこ2世の千鶴ちゃんに捧げます。

そして…
Cuoreをお迎えするきっかけを作ってくれた
ましろおもちちゃん
モカくん

Cuoreのために全力を尽くして下さった
A動物病院の先生方、スタッフの皆様
B動物病院の先生方、スタッフの皆様

Cuoreの闘病を支えてくれた
赤い看板の喫茶店のマスター夫婦
常連のうさぎさんたち、常連の皆様
影のオーナーS様
宣伝部長のヌヌルスくん

このうさぎの病気を理解して下さった
職場の皆様
家族

そして、このうさぎの腎芽腫闘病記録を
読んで下さった皆様

本当にありがとうございました。

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