📌ピックアップ英語記事2024

所属ゼミで閲読していたGuardianに加えて、他の報道機関の記事も紹介しようと思います!



3月14日『極右ウィルダース氏が首相就任を断念、オランダ政府の組閣は前進する』
“Formation of Dutch government advances as far-right Wilders admits he can’t be PM”


3月29日『英保守党の下院議員は約1千年分の経験を失う』
“Tory party to lose almost 1,000 years of Commons experience when MPs quit”

・2019年に選出された庶民院の保守党議員66人は次期選挙で立候補しない予定だ。辞退者に関して労働党はベテラン議員が多い一方で、保守党は経験年数の浅い議員が多い。保守党は合計987年だが、労働党は18人で合計424年である。

経験年数の多い与党議員が下野の予想される選挙前に辞退を表明する事例は珍しくない。労働党が下野する2010年の選挙前は辞退者が少なかったが。

・政権交代の蓋然性は半世紀前より減少しており、辞退する議員は長期的な利益を重視している。他方で下野しても続投した議員は政党の置かれた状況を正確に認識していない可能性がある。

・今回の辞退者数は1997年に及ばないが、保守党の下院議員の1/5に相当する。ブレア率いる労働党が圧勝した1997年には保守党議員72人が議席を失った。今秋まで総選挙を延期すれば、損失は更に増大すると予想される。


4月9日『ロシアとカザフスタンで数十年間のなか最悪の洪水により数万人が避難した』
“Russia and Kazakhstan evacuate tens of thousands amid worst floods in decades”

・ウラル山脈の雪解け水によりウラル川とトボル川が流れるシベリア管区とカザフスタンでは過去70年で最悪の洪水が発生した。

・ウラル川はダムを破壊してウラル山脈の南部に位置するオルスク市を浸水させた。河川に近い都市では非常事態や避難警告が発出された。

・カザフスタンでは洪水で8万6千人が避難した。北部や東部といったロシア国境の周辺地域で被害が大きい。ロシアでは1万9千人に洪水の被害が及ぶと予測されている。


“Bereaved father wins change to parental leave law in three UK nations”


6月3日『100人以上いるべき障碍のある国会議員が殆どいない。英国の政治参加には重大な問題がある。』
“There should be over 100 disabled MPs, but there are barely any. UK politics has a huge accessibility problem”

・英国には全人口の21%を占める1410万人の障害者がいる。人口構成に従えば障碍のある国会議員は約136人いるはずだ。
・しかし自身の特性を公表している国会議員は僅か5人で地方議員の14%と比較して低い。
・障碍のある議員には長時間の政務と介護・医療との両立が非常に困難である。また選挙活動では長距離の移動が必要で、障壁を取り除くため多額の資金を要する。


6月7日『ルワンダで野党指導者が大統領への対抗を阻止された』“Rwanda opposition leader barred from standing against president”


6月30日『ルワンダ政策に投じられた3億2千万ポンドを保守党の敗北で失う』
“More than £320m spent on Rwanda policy will be lost if Tories lose election”

・不法入国した移民・難民のルワンダへの移送計画は2年半前のジョンソン政権から継承されてきた。
・労働党は代替案として密輸業者を取り締まる国境警備隊の新設を公約に掲げている。しかしルワンダに対する経済開発費は、移送計画が開始しない限り回収できない。


7月1日「ギリシャは週6日労働制という『成長志向』を導入する」“Greece introduces ‘growth-oriented’ six-day working week”

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