滑稽スタートライン
大切と思えば思う程、塩っぱい水で視界が曇り
守ると音にすればする程、息が震える
何が【大切】なんだ
何を【守る】のだ
【何】に対して私は今ここで、上げた利き手がさ迷っているのだ
待って?
さ迷っている?
掴んでいたのに?
声を出してたのに?
何に迷うのか
ただ
動けないのだ
音が出ないんだ
音は聞こえる、生きている鼓動の音
塩っぱい水は頬を伝う、泣いている決定打
頭と体が…いや、心が別れてしまった事実
滑稽のスタートが始まった証拠
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