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「憎しみの果てにあるものは」




無邪気で
無意識で
「無」というものはこんなにも無慈悲なのだろう


抉る力はされど、
痛みは長く
傷跡は綺麗に残し私であることを否定する

私は誰だ


私は笑っているはずだった
私は穏やかな人間だった
私は綺麗な人間でありたかった
私は優しい人でありたかった


私は何者なのか

誰誰誰誰誰誰誰誰誰誰?


こんなはずでは無かった

お前が悪い
何て頭が悪いんだ
消えればいい
お前なんか現れなければ

知らずとして頭に浮かぶ言葉達に気づき
嗚咽が止まらなくなる


もう捨てたい


要らない


私もぉまえも

消えてくれ早く

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