子どもたちの未来に繋がるから
この間、やっとお義父さんの納骨を無事に済ませて改めて感じたんだよね。
「いのち」「生きていくこと」
人って誰もがいつかは死を迎えるよね。
どんなに頭がよくても、どんなにお金持ちでも…「いつか」はやって来る。
父が亡くなった23年前、残された母と妹の三人で家族会議を開いたのを思い出すなぁ。
☆遺産(そんな大金ではなかったけど)なんてあったって生き返る訳じゃないんだから、生きているうちに大切に使おうよ!
☆死んだら話せなくなるんだから、今のうちにどうしてほしいか決めとこうよ!
そんなことを話した19歳の私。ちなみに母は40歳、妹はまだ高校生。
「お母さんが死んだら真っ赤なバラでいっぱいの祭壇にしてね」
「私はひまわりがいいけど、冬に死んだらお金かかるね(笑)」
「お葬式では楽しい音楽をかけてほしいな」
…などなど、そんな話で盛り上がってて。
一見ふざけてるって思われてしまうかもしれないけど、誰もがいつかは迎える死について、自分がどう向き合うかってスゴくすご~く大切なことだと思うの。
「死」を意識してるってことは「生きる」ことに直接繋がっていることだから。
父がどう思っていたかわからないけれど、残された私たちは精一杯、父のためにやれることをやったと思う。闘病生活もそうだし、お葬式で父の好きなカサブランカを祭壇いっぱいに飾り、大好きな井上陽水の曲を流し…
本人がどう思ってたのかわからない、そこが悲しいよね。
だから、私たちはいつかやってくる「死」のことも考えて家族で話しておかなくちゃ。
誰か身近な人が亡くなって初めて考えるのかもしれない。私は二十歳前に経験したし、助産師として「生まれる」お手伝いをしてきたからわかることがあると思ってて。
夫の家族はそんな話をしたことがなかったらしく、お義父さんが亡くなってからお墓ないけどどうするの?お葬式は誰を呼ぶの?なんて大変でした。そもそも、お義父さんはどうしたかったのかわからないまま…
死んだらおしまい、そんな考え方もあるけど私は魂ってあると思うし命は廻ると思うから、お葬式という人生最後こそその人らしくしてあげたいなって思う。
「死」を意識して生きていく訳じゃなく、いつかは死を迎えるからこそ、今を大切に「生きていく」のが大事なんだと思うんです。
日々を大切に「いのち」を大切に生きることって、子どもたちの未来に繋がるから!
今、リアルに困っている子育てや仕事の悩みも大事かもしれない。だけど「いのち」のことはもっと長いスパンで考えて欲しいこと。
どうやって生きていく?ちょっぴり立ち止まって考えてみて。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?