上手なコミュニケーションは、「傾聴」から!|ビジネスコーチング 遠藤嗣一郎
あなたは、人の話をよく聞いていますか?
私たちが日常コミュニケーションを行う上で、大切なことは何でしょうか?
私は、最も大切な要素の一つは「傾聴」だと思っています。
「えー? コミュニケーションをうまくやるには「話す」ことのほうが「聴く」ことよりも大事じゃないの?」
と思われるかもしれません。
勿論話し方は大切ですが、上手に話すためには、実は、上手に聞くことが第1歩なのです。
「傾聴」の「聴」という字は、「耳偏+目、心」と書きますね。
つまり傾聴とは、耳で聞くだけではなく、目と心で聞くということなのです。
また「聴」は、「耳偏に十四の心」とも読めます。
これは、14の心をもって相手の話を真剣に聞くという意味でしょう。つまり、人の話を聞くときには、自分の心を真っ白にして、相手の話に100%集中することが「傾聴」なのです。
人は皆自分が大切です。言い換えれば、人間は皆自己中心的なのです。
従って、自分に関心のある事、自分にメリットのある話は、真剣に聞こうとします。でも、あまり関心の無い事、自分にメリットのない話は、聞いてるふりをしているだけで、実は聞いていないことが多いのです。
あまり真剣に聞かなくてもよい時は「聞く」でOKです。でも、「聞く」ではなく「聴く」が必要な場合に「傾聴」ができていないと、相手とのコミュニケーションはうまくいきません。
話し手があなたに対して「話をよく聞いてくれているな~」と感じたら、あなたの「傾聴」は大成功です。
以下のクイズをやってみてください。
1. 自分の話す比率が半分以上のことが多い
2. 相手が話し終わる前に途中で口をはさむことが多い
3. 何かやりながら、聞いていることが多い
4. 話を聞く時に、自分の経験や先入観に基づいて聞いている
5. 人の話を聞いている時に、別のことを考えていることが多い
6. 興味のない話を聞かなければならない時は、話が聞けていない
7. 話を聞く時に、相手の立場、視点からではなく、自分の立場・視点で聞いていることが多い
8. 会話中に、あいづち、頷き、オウム返し、自分の言葉での繰り返し、を余りやっていない
9. 人が話している時に、途中まで聞いて(最後まで聞かずに)結論を先取りしている
10. 話を聞く時に、相手の身振り、手振り、表情には注意を向けていない
自分に当てはまると思うものは何個ありましたか?
半分以上当てはまった方は、要注意ですよ!
最も治したいと思う項目を2つ選び、明日から1週間やってみてください。
それができたら、次の2つに取り組んでみてください。
GOOD LUCK!
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