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私≠思考

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ブログ「私≠思考」(2019年12月3日閉鎖)からの転載です。
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記事一覧

哲学と悟り

哲学は思考を使う。 悟りは思考を使わない。 「思考を消せば悟れる」という考え方は間違いで…

頭では理解している

「頭では理解している」と言っても、抜け出せている感じがしない。 まだ頭の中だから。 Wed,…

夢の中の他人

夢の中にも他人はいる。 夢の中でも他人の考えていることは分からない。 起きている時と同様…

私が生じる時

何かに熱中している時、私という概念はない。 夢中で映画を見ている時、私は消えている。 映…

思考が生じる仕組み

今までの経験や教育から、この刺激にはこう返す、という反射的な仕組みが(脳内に)出来上がっ…

子供のころの記憶

子供の頃の記憶は、ほとんどの人が持っていない。 なぜか? 思考の働きである「これが私」の…

思考する意味

そもそも自我が幻想であれば、はじめから何もなくても良いのでは? なぜ、「在る」必要があるのか? Thu, 31 May 2018 12:58:18 +0000

思考は同一化しようとする働き

「私は世界」とか「あるがまま」とか、外に向かってやってみても、思考のなかに留まっているだ…

今日の私は昨日の私と同じ?

「今日の私」は「昨日の私」と同じ私だと思っている。 「今の私」が「過去の私」を「同じ私」…

時間は流れているか?

AとBということがらがある。 二つは同じことがら。 意識が順番をつけた瞬間(Aの後、Bが生…

「時間」は実在するか?

時間は実在しないと言うと、皆、「えっ」という反応をする。 ありますよ、と言う人はどこにあ…

夢のなかの私

覚めているときとは全く別人でも、私という認識がある。 そもそも心の働きは、「これ」が「私…

「音」は実在するか?

空気の振動(音波)を耳が受け、セットになると、音が「ある」と思い込む(私が「音」を作り出…

「未来」は実在するか?

未来とは過去の記憶や経験に基づく予測でしかない。 いま頭の中で想起しているだけ。 いま頭の中にあるだけ、ただの思考の産物。 ほとんどの人が「いま」という時間の延長線上に、未来という時間が「実在として」在ると思っている。 近い未来であるほど、予測と実際に起こる出来事が似通っているため、起こる前から確定した未来が実在していたと思い込んでしまう。 いくら似通った出来事でも、予測したままその通りではない。 思考が想起した未来と、実際に起こった出来事とは全くのべつもの。