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CL 第6節 バルセロナvsバイエルン マッチレビュー

バイエルン戦前にインテルのグループステージ突破が確定し、勝ち点という意味では、勝利しても意味がなくなってしまったバイエルン戦。しかし、ずっと苦手意識を持っていたバイエルンに対してせめて勝っておきたいという気持ちは燃えたぎっていたはず。それもカンプノウだし。

今回の試合は諸事情で若干ボリュームを抑え目にします。

スタメン

バルセロナはビルバオ戦でハマりにハマったぺドリの左WG起用を採用。おそらく左サイドで保持して右サイドでフリーになっているデンべレを走らせるだろう。ガビはビルバオ戦で強い打撲を負い、大事を取ってベンチからのスタートとなった。

バイエルンは4-2-3-1。ターンオーバーをしているはずなのにこんなにハイレベルの選手がそろうのは正直ずるい。グループステージ突破を早々に確定し、なんのプレッシャーもない中でバルセロナに挑む。

立ちはだかるプレー強度の問題

基本的なバルサの意図としては、ぺドリを中央に移動させて+1を作りながら前進し、左サイドにバイエルンの選手を集めることで右サイドでデンべレをフリーにさせてゴールへ向かうというようなものだったと思うが、それをバイエルンのプレー強度が許さない。リーガの試合ではひらりといなすことのできていた相手チームのプレスだが、バイエルンのプレッシングには通用しなかった。前向きでボールを持てるなんて状況はあったにはあったが、ミドルゾーン以降ではそんな状況はあまりなかった。

後ろ向きをはじめとした状態の悪いのバルサの選手には積極的にプレッシャーを与え、いい状態では前を向かせない狙い。これにはぺドリの+1もあまり機能せず、成す術がなかった。強いて言えばデンべレの個人突破しかなかったような。

構造的なところにも差はあるが、バルサがバイエルンと試合をした後に必ず挙がってくる言葉は”プレー強度””走力”という言葉だと思う。バイエルンの選手はそれぞれレベルがめちゃめちゃ高いが、バルサにもそれは言えること。しかし、決定的な違いはフィジカル能力だろう。デュエルをとても大事にするドイツの王者は当たり前のように球際が強い。それも全員。バルデやデヨング、ガビといったようなプレー強度の高い選手も少しずつバルサに増えてきたが、それでもまだまだだった。バルサと言えばテクニックで相手を華麗に操り、ゴールを狙うというイメージだが、足元のテクニックだけでなんとかなる時代ではなくなったわけだ。今がまさにバルサも現代サッカーへシフトしている時代なのだろう。

気持ちはELへ

さあ、今シーズンもCLのグループステージ突破は叶わなかったわけだ。だったらELの優勝を目指そうじゃないか。みたいな感じでバルサのロッカールームの雰囲気が前向きになってくれていると嬉しい。昨シーズンのELはナポリを倒し、ガラタサライを倒し、フランクフルトに敗れた。やはりドイツ勢は苦手なのだろう。しかし、今シーズンは大型補強を行ったことだし、ELでドイツ勢に負けたとしても「ドイツ勢は苦手だから」なんて言えない。クラシコで敗れてから戦術の引き出しが少しだけ増えたシャビにもこれからもアップデートは求められる。

今シーズンのELには、バルサだけでなくユベントスやマンチェスターユナイテッドなどの強豪チームがひしめき、いつもとは違う様子となる。昨シーズンからも学んだが、いくらELといっても侮れない。

怪我人も多く、先が思いやられるシーズンだが、なんとしても今シーズンはELとリーガの優勝を狙いたい。

今回は以上です。
めちゃめちゃ薄い内容ですが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。シーズンが終わった後に全試合のレビューを書いたという記録を残しておくためにもこんな内容でも残しておきます。

では。


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