イースターのお菓子
今年のイースターは4月17日(日)。チェコでは宗教色こそ薄いものの、イースターはクリスマスに並ぶ大切なイベントです。
チェコのイースターの習慣はチェコ観光局や他の詳しい方々が既に色々なサイトでまとめて下さっているので、私はチェコでイースターの時期に見られるお菓子をまとめてみようと思います。
まずはなんと言ってもこちら。
羊の形をしたケーキ、beránek/ベラーネックです。
生地はシンプルなスポンジケーキで、ふんわりというよりはバーボフカに近いしっかりした食感です。バニラやレモンで風味付けすることが多いですが、シンプルなのでジャムなどを付けて楽しむ方も多いようです。
イースターが近づくとベラーネックを焼く家庭が多いので、陶器やステンレス、シリコンなどのベラーネック型がいろいろな場所で売られるようになります。
ベラーネックと並ぶイースターのお菓子がこちら。
Mazanec/マザネッツという甘いパンです。甘い生地を丸めて、十字に切れ込みを入れ、アーモンドを散らして焼き上げます。生地にはレーズンを入れることが多く、十字の切れ込みにはキリスト教のシンボルとしての意味もあるそうです。
薄く切ってバターやジャムなどと共に頂きます。
パンではマザネッツの他にも、Jidáše/イダーシェというS字の両端をくるくる丸めたような(表現が下手でごめんなさい)菓子パンもあります。形はユダが首を吊ったロープを表しています。
また、イースターが近づくとクリスマスクッキーとして親しまれているお菓子たちにもイースターに関連したモチーフの型が登場します。
こちらはVosí hnízda/ヴォスィーフニーズダというクリスマスクッキーのイースターモチーフの型。
ビスケットなどの生地を砕いてバターなどと練った生地をこの型に詰めて成型します。中にバタークリームを詰めてクッキーで蓋をしたら出来上がり。可愛い見た目に反してお酒が強いことが多いです。また名前は「ハチの巣」という意味ですが、蜂蜜を使用しないレシピが一般的でもあります。
こちらもクリスマスクッキーの一つ、Pracny/プラツニをイースターモチーフの型で焼いたもの。とても小さいお菓子なので分かりにくいかもしれませんが、左から羊、ウサギ、アヒルです。しっとりした食感のスパイスクッキーです。
またイースターマーケットや各商店にもイースターのモチーフを象ったお菓子たちが並びます。
写真はPerník/ペルニークというスパイスクッキーの屋台。ウサギの形のチョコレートなども至る所で目にします。
きちんと調べれば他にもまだまだ有りそうですが…。以上簡単に、チェコのイースターにまつわるお菓子をまとめてみました!
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