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美味しい八方良し


#YJSDGs

廃棄量を削減するため、各企業・自治体が取り組みを進められています。そんな取り組みの一つに、京都であるお菓子を見つけました。
2022年末に発売された、八方良菓が手がける『京シュトレン』。シュトレンとは、クリスマスまで日毎にスライスしながら食べ進める、ドイツを発祥とするフルーツケーキです。

一般的にはドライフルーツとバターがたっぷり練り込まれているのが特徴ですが、上の写真のシュトレンはビーガン。つまり、バターが使われていません。
それどころか、使用している材料は八ッ橋や梅酒の梅の実、酒かすなど、和風のものばかり。
この八方良菓の『京シュトレン』は京都市内の未使用資源を活用し、製造されているのです。

今やサーキュラーエコノミーの第一人者として知られている安居さん。その名が知られる第一歩となった著書『サーキュラーエコノミー実践』(学芸出版社)を2021年に発売以降、京都府内のさまざまな企業から未利用資源についての相談が来るようになったといいます。

「例えば、京都土産としてとても有名な聖護院八ッ橋さんは、成形する際に出る八ッ橋の切り落とし部分。伏見の酒蔵・山本本家さんでは、梅酒を出荷する際に出る梅の実と酒粕が余っていました。ほかにもお豆腐屋さんのおから、レモネード製造後のレモンの皮......これらをどうにか活用できないだろうか、と。また、コロナ禍での観光客減により、福祉作業所の仕事が激減していることも地元紙で知りました」

「ご相談いただく中で何ができるか、ずっと頭にあるなかで生活していました。すると朝4時半に急に目が覚めて、 アイデアが降ってきたんです。『京都のロス食材を福祉作業所に製造委託をして、シュトレンにしてもらったらいいんじゃないか?』と思って」

重なっていた相談が安居さんの中で結びつき、ひらめきに繋がった瞬間でした。


フードロスになる食品を活かして再生
仕事が激減していた福祉施設に新たな仕事を

ひらめきから始まった 八方良しの八方良菓のシュトレン

それを喜んで購入してくれる人たちがいて本当に八方良しですね。


京都だけでなく
地方地方にあわせたアイデアにより
みんなが喜びわかちあうことはできる❣️


この成功を拡がる輪にしていきたいですね。

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