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ホィール組みのコツ/2007.08.24

note読者にホィール(車輪)を組立てた方なんて
小数点以下しかいないと思いますが
ちょっと面白いので取り上げてみます。

自転車のプロでも通過儀礼の作業です。
正直に告白します。
最初の1本のホィールを組立てるのに要した時間。
半日です。
それ仕事ではなく趣味かもしれません。
商品になるホィールにですから。

コツが判っていなかった。
そのレベルではなく。
そもそも組立てる工程すら判っていなかった。
それが慣れると30分くらい、
半日を12時間とすると当時の私の横で
24本組立終っている。同じ人間で。

もちろん、コツが判ったから。
実は組立作業を教える仕事もやっていました。
だから最初にこの話をします。
受講生の皆さんの気持ちが判るから。

最初はみなさん緊張しています。
その話で少し緊張はとけます。

でも本当の恐怖はこれから。
講師ではある私は特殊な事を伝えずに
同じ事をやってください。と言うのみ。
同じ事が出来ないのです。

なぜ。

アタマの中でで作業がイメージ出来てない

それだけです。
同じ事をやる時に正確に真似ないといけないのに
どこかでその工程をすっ飛ばします。
実は最初は出来ない方にはどこを飛ばしたかを
個別にきちんと説明します。
そうすると素直な人(センスがある)なら修正できる。
できない人は自分のイメージに固執するんです。
どうしてもイメージを変えられない。

でもこれは試験でそれが規定の時間内に出来なければ
合格できない。
そうなると少しイメージを変えられるヒントを出します。
そう動画です。
動画を見てもらうとイメージが上書きされる。
人間は単純だよな。そう感じる瞬間です。
私はひたすら量をこなしましたが・・・

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