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別冊 MUSIC LIFE 80's

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about 80's Music... ファントマ、ミュートマ、SONY MUSIC TV、ベストヒットUSAで形成された“昭和40年男”のお気に入りから厳選した記事などをひとま…
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#80年代洋楽

映像もアレンジの一部か

ボズ・スキャッグス(BOZ SCAGGS)とボビー・コールドウェル(BOBBY CALDWELL)の「HEART OF MINE」。同じ楽曲でもそれぞれ頭に浮かぶ光景、映像が違うのは私だけだろうか? 勝手なイメージだが、ボズのバージョンは夜の遊園地のメリーゴーランド、ボビーのバージョンは都会の夜景と観覧車という具合なのだが、アレンジ、楽器の構成もあるが、記憶に刻まれた映像の力もあるかも。 80年代がMTV時代と言われただけに、ビデオクリップやCMの映像が刷り込まれているのか

父の日によせて

「Don't Stop Believin'」ジャーニー "Journey"(1981年) 「Don't Stop Believin'」は、ジャーニーのキーボード・プレイヤー、ジョナサン・ケインがまだ売れないミュージシャンだった頃、父親に言われた言葉。夢を追いつづける息子へ贈った応援のメッセージだ。 「どんな若者にも夢があり、育った場所が運命の場所でないかもしれない」 それをモチーフにスティーヴ・ペリーとニール・ショーンと三人で仕上げた。スティーヴの私生活での経験とつながっ

あれから40年・・・

アルバム「シンクロニシティー "Synchronicity"」の発売40周年を記念して、7月26日にCD6枚組のスペシャル・エディションが発売されるポリス(The Police)、オリジナル発売時のトレーラーがYouTubeで公開されている。 そのポリスのフロントマンは、みなさんご存じのスティング。 本名はゴードン・マシュー・トーマス・サムナー。熱帯雨林の保護活動家、国際的な人権保護運動家という側面を持つ。 1951年10月2日イギリス・ニューキャッスルの牛乳屋の家に生まれ

ドモアリガット…

「ドモアリガット」 80'sフリークなら一発でわかるこのフレーズ。 おなじみスティクス "Styx"の83年の作品「ミスター・ロボット "Mr. Roboto"」だ。 このスティクス、元々は72年デビューのプログレバンド、“アメリカン・プログレ・ハード”と評される。 プログレのバンドといえば超絶テクニックを前面に出し、凝りに凝りまくったサウンドだが、「ミスター・ロボット」を聴けばわかるように、スティクスはかなり野暮カッコよく(どういう表現だ)聞きやすくて、プログレというには

普通ってなんだろう

新しいドキュメンタリー映画「Let the Canary Sing」が公開されるシンディ・ローパー(Cyndi Lauper)のこんな記事をみつけた。 この「Time After Time」が収録されているアルバムのタイトルは、She's So Unusual… ニューヨークで育った少女時代のシンディ・ローパーは、自分の中に燃える情熱と創造力を自身で消化できないまま成長し、自分は普通じゃないんだと思っていた。 12歳の時にギターを弾き始め、作詞も始める。学校では周りになじ

Recommended Song of the Month

今年に入ってから、自分のサイトで、毎月おすすめ曲を選んでいます。先月のBELINDA CARLISLEの「LEAVE A LIGHT ON」に続き、今月はこの曲。 ♪I'VE BEEN IN LOVE BEFORE | CUTTING CREW 全米No.1を記録し、日本でもスズキ カルタスのCMソングに使用された大ヒットデビュー曲「(I JUST)DIED IN YOUR ARMS(邦題:愛に抱かれた夜)」につづくスマッシュヒット。 私はやっぱりヘンなのか、ひねくれてい

I've Been in Love Before/CUTTING CREW

「恋におちていたことが、あるんだ。」 1986年と言えばわたしが洋楽を本格的に聴き始めた頃だ。その前から父からR&Bのアルバムを聴かされていたが、そちらの方面にはその頃はさほど興味はなかった。 学校で洋楽を一緒に聴く友達もいなかったので図書館で洋楽雑誌を読んだりして情報を集めていた。 クラスで目立つ存在だった男子がある日、教室の後ろの黒板に何やら書き始めた。よく見るとそこには「I've been in love before」と書かれていた。 「あー、カッティングクル

恋多き美魔女…恋するお姐さん

先日78歳の誕生日を迎えた米ショービズ界のセレブ、シェール。 シンガーとしては、ポップス・デュオ“ソニー&シェール”で活動を始めソロ活動も並行して行い、80年代の活躍はもちろん、1999年の「Believe」ではグラミー賞ベスト・ダンス賞を獲得。女優としての活躍も華やかで、1987年の映画「月の輝く夜に」ではアカデミー主演女優賞を獲得している。 シェールは1946年5月20日生まれ。半世紀以上の華麗な芸能キャリアを持ち、恋愛遍歴も豊富で離婚歴二回。最初の結婚は1964年、1

米英ロックやんちゃ列伝

やんちゃなロックミュージシャンにまつわる大好きな話をふたつほど。 「ジョン・ボン・ジョヴィに似ている」と言われブチ切れたり、モトリー・クルーに決闘を申し込まれたり、数々のやんちゃなエピソードを持つ、ガンズ(Guns N' Roses)のアクセル・ローズ、ある年のMTVアワードでの話。 楽屋の外での受賞式前のインタビュー、話の流れでストーンズ(The Rolling Stones)の話になり、本当は大好きなのにサービスもあったのだろう、思いきりイキがって「ジジイはもう引っ込

ふられた気持

70年代から80年代数々のヒットを放ってきた、みんな大好きあのデュオが空中分解、修復不可能に・・・ 昨年11月「ベストヒットUSA」に出演したダリル・ホールは「彼(ジョン・オーツ)とは別々の道を歩むことにした」「彼はあくまで仕事のパートナーだった」と話していた。 あれだけ仲が良く見えたホール&オーツがこうなるとは・・・ 80年代の人気絶頂の頃、顔を合わせるたびケンカをしていたティアーズ・フォー・フィアーズが、歳をとってからすばらしいアルバムを作り、仲良くやっているというの

All I Need Is You/DAVID SANBORN

デヴィッド・サンボーンが先日亡くなった。 ここは一番好きな曲を書くべきか?とも思ったのだが、一番好きな曲は以前書いてしまった。こんな日のためにとっとくべきだったなあと思うが、彼が亡くなるなんて予想もしていなかったのだから仕方ない。 二番目に好きな曲はタイトルがわからない。ジャズ好きの彼氏と一緒に常に聴いていたのでタイトルを知らないのだ。今電話で聴けば教えてくれるかもしれないが、彼にそんなことで電話したと知られたらあきられるだろう。 三番目に好きな曲を書こうと思ったが、こ

In Your Eyes/PETER GABRIEL

「愛しい人よ、ぼくは道に迷ってしまうことがある。日々は過ぎ、虚しさだけが僕の胸を埋め尽くす。逃げたくなった時に車を走らせるけど、結局きみのもとへ戻ってきてしまう。」 「きみの瞳に、光とぬくもりがある。きみの瞳の中で、僕は完璧だ。きみの瞳に、千の教会への道が見える。きみの瞳の中に、実りのない探索への解答が見える。光とぬくもりが見える。ああ、僕は完璧になりたい。きみの瞳にある光とぬくもりに触れたい。」 すみません、昨日更新するのを忘れてました(・_・;) なんかまだ本調子じゃな

建もの探訪

殿下(PRINCE)の曲で私が一番好きなのは「POP LIFE」。マドンナの時と同じくやっぱり変わってるかな? 殿下といえば、こんな記事が・・・ この滞在イベントの主催は、あのウェンディ&リサ(WENDY & LISA)だって。 殿下のお家は1987年に建てられた「ペイズリーパーク」。生まれ故郷であるミネソタ州の最大都市ミネアポリスにある。 殿下お気に入りのペイズリー模様にちなんだ名前だが、レコーディングスタジオはもちろん、ビデオ撮影用スタジオ、リハーサルルーム、趣味の

シングルレコードまで買ってしまった曲

アルバムで聴けるのにシングルを買う 80年代はレンタルレコード屋全盛期だったので、300円も出せば最新のアルバムが全曲聴けるわけです。ただレンタルというのは当たり前ですが、自分のものにはならないんですよね。どうしても自分の手元にブツとして持っておきたいとなると、アルバムは学生の身にはなかなか手が届かないし、アルバム全曲好きなわけでもないし、となるとシングルを買ってしまうわけで。 ということで、当時リアルタイムで買ったシングル曲をご紹介。 Survivor "The Sea