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自分を生きる

ツレとの対話より抜粋して…ツレの言っていた事が大切な事だなぁと思ったのでまとめてみました。

親が子どもたちに望むことって、その子が大人になった時に(それは人によるが、二十歳の場合もあれば三十歳の場合もあるだろう)自立、自律して生きて行って欲しい…出来ればパートナー(これも結婚の有無や性別等は今の時代関係ない。お互い深い所で助け合える関係)がいれば尚良い…ではないだろうか。

子どもたちが"自分は将来こうなりたい、こうありたい"という目標を自分の考えで立てられる力を持っていて欲しいし、その実現の為に何をするべきなのかを自分自身で考えられる力も必要。(もちろん人のアドバイスを受ける事もあるだろう)途中失敗したっていいから。

そのために日頃から自分の"欲"に敏感になって、自分の気持ちを大切にしてほしい。日本の既存の学校みたいな、狭いコミュニティにいると、他人の目が気になってしまうし、他人と自分との比較で疲弊して終わる事もある…それは成績だったり、友だちの多さだったり、性格の明るさ、運動の出来る出来ないだったり…。そんな事に自分の心や時間を取られたら、自分を大切にする為にすべき事を見失ってしまう。自分本位というのは一見悪い事の様に思われるけど、本当は良い事なんだ。

繰り返しになるが、大人になった時にどうなっていたいの?って考えるのはとても大切。途中変わってもいい、軌道修正しながら目標設定を微調整出来るスキルって本当に大切なのだ。

親にとっては、子どもたちが本当にやりたいことを自由に、生き生きとやりながら生きて行ってくれる事が何よりの幸せ。世間体や社会的価値観に縛られて不自由に生きていく事なんて決して望まない。

人は何故生まれてきたのか?他人や周りに合わせる為に生まれてきたんじゃない、自分を大切にする為に生まれてきたんだ。不登校の状態にある子どもたちは自分を肯定するのが苦手な人が多いと思うけれど、生まれてきた事に自信を持って欲しい。その子が大人になった時、親と対等に人と人として付き合っていける事が本当の親孝行なんじゃないか。

"自分本位が良い"の話に戻るが、それは自分勝手とは違う。自分を大切にする、寛容である人は相手も尊重するし、他人に寛容だから。自分には寛容だけど他人には厳しい、なんて人は敬遠されてしまうだろう。他人のために生きるのではなく、自分を大切にする"研究""学び"を自分自身でする…これは親には出来ない。自分がワクワクすることをリストアップする事。それらは全て実現するのは難しいかもしれないけれど。自分の意識に置いておく事が大切。

自分は将来何をやりたいのか、自分に合った学びって何なのか…これをじっくり考える、自分と向き合う時間や授業は今の学校には残念ながらない。
(トライやるウィークも2分の1成人式も形式だけ。)

既存の学校では、偏差値でカテゴライズされ、中学になればそれはもっと顕著に現れる。

その子が何が得意で何がやりたくて…なんてことは二の次で、とにかく偏差値がどうこうだからあなたはこの偏差値高い高校ね、あなたはこの底辺の高校ね、みたいに。それで自己肯定感なんて育つわけない。

本来の学びは、継続的に自分はどんな大人になりたいのか、と考える事。目標設定を定期的に見直す事が大事。それには強い精神力、根性が必要なのかもしれない。

自分がどんな状況に陥っても、卑屈にならず、自分を大切に出来る、強い気持ち。
映画、こんな夜中にバナナかよ、の主人公の男性がわがままだったけど、常に人が周りにいたのって、ちゃんと自分の欲をさらけ出し、自分が何がやりたくて何が嫌なのかを堂々と表しつつも、サポートしてくれるボランティアさんたちに対するリスペクトがあったからなのではないか。

そんな力を子どもたちには付けて欲しい。自分の人生を生きるんだよ。

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