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ニットと静電気

パチッ

この季節になるとよく起こる"静電気"。
ニットの着脱で発生することも多いのではないでしょうか。

静電気は人体と衣類や衣類同士、人体と空気など様々な組み合わせのものに摩擦が起こることで発生します。

冬は重ね着をしているため衣類同士での摩擦が多く発生します。
さらに湿度が低いため空気中の静電気が放電されにくく、帯電しやすくなります。

元々すべてのものが+と-両方の電気を持った状態になっていますが、摩擦が起こり-が移動することで+と-が偏って帯電し、静電気が放電されます。
ものが+と-のどちらに帯電するかは、摩擦が発生した2つのものの種類によって変わります。

素材による帯電しやすさの傾向をまとめました

それではどうしたら静電気を防ぐことができるのでしょうか。
静電気防止スプレーや洋服ブラシ、柔軟剤を用いるなど様々な方法がありますが、すぐできることの1つとして衣類の素材の組み合わせから静電気を軽減する方法があります。

▼静電気が発生しやすい組み合わせ
ウール×ポリエステル
ウール×アクリル

▼静電気が発生しにくい組み合わせ
ウール×綿
ウール×ウール

静電気は同じ性質をもつ素材か、帯電しにくい素材を組み合わせることで発生を抑えることができます。
綿やシルク、麻などの天然素材は吸水性に優れているため、帯電しにくい素材です。帯電しにくい素材と帯電しやすい素材でも、静電気の発生を軽減することが可能です。

ぜひお試しください。

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