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cucumuのニットができるまで - Morisot -

すっととろける肌触り。
袖を通すと質感はとてもやわらかく、やさしく包み込みます。

Morisotに使われるプラチナウールは、スケールを一本一本を磨き上げることで、スケールはそのままに、細く、長く、なめらかになったウールです。

■スケールとは?

ウールの表面にはスケールというウロコ状の構造があります。 このスケールは、水滴ははじいて、水蒸気を通します。体から放出される水蒸気によって起こった熱を逃さず、あたたかさを保ってくれるのです。

繊維径はカシミヤと同等の14.5ミクロン、保温性にも優れています。

従来にないウール素材にも関わらず、ウールが持つ優れた消臭性や吸放湿性を維持しているため、頻繁に洗う必要はありません。

消臭性とは繊維の周りの臭気成分の濃度を低減することで、においの強さを軽減する機能性です。
(各臭気成分※に対して97%を維持。特にイソ吉草酸に対して優れた性能を維持)
※二時間放置後の濃度 ※汗の臭気成分:アンモニア、酢酸、イソ吉草酸

質感と機能性に優れたプラチナウールは、肌に触れる面積の広いタートルネックニットにもぴったりの素材でした。

タートルネックニットの肝である高い襟は、裾から編み続いています。

一般的なタートルネックニットの場合、襟を一枚の編地から縫製をしているため縫い代が目立ちます。
それに比べて、筒状に編まれたMorisotの襟は縫い代がありません、
360°ぐるり、どこから見ても同じ表情。襟を立ててすっきりと着ていただけます。

首元から襟先にかけて襟の目数を増やし、首のシルエットに沿うように工夫をしています。
また、襟先は丸みをつけて編み上げています。
この丸みは、襟を折ったとき、前下がりのラインと揃うようになっています。

ゆったりとしたシルエットに見えますが、ドレープ性が高いため、着用時にはすっきりとしたシルエットになります。

Morisotは秋から冬、春の訪れまで長い期間で楽しんでいただけるニットです。

TURTLENECK KNIT  - Morisot -


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