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CUC ✖️ 東京医科歯科大学✖️ 平郁会の共同研究で、在宅医療のより良い未来を目指す

「医療という希望を創る。」を使命に掲げるCUCは、2014年の創業以来、住み慣れた環境で医療を提供する在宅医療の普及に貢献しています。在宅医療を国内に広く行き渡らせるための取り組みの一環として、2020年より東京医科歯科大学とパートナーシップを組み、さらにCUCが経営支援を行う医療法人社団 平郁会とともに共同研究を進めています。今回は共同研究の背景や研究実績の一部をご紹介します。

共同研究の目的と背景

日本では急速な高齢化と社会保障費の増加に伴い、持続的な医療体制として地域包括ケアの構築が急務となっています。死亡者数の増加により病床数が不足するなか、2040年には約49万人が終末期ケアを受けられない可能性が示唆されており、その受け皿となる在宅医療の社会的ニーズがますます高まっています。

一方で、在宅医療はまだ発展途上であり、この分野の研究は十分に進んでいません。在宅医療の有効性や将来の展望については、企業と大学が医療機関等と連携して行う臨床研究や共同研究が重要です。

創業以来、訪問診療クリニックの開設支援やホスピス事業、居宅訪問看護事業を通じて在宅医療の普及に尽力してきたCUCは、この課題に取り組むべく、医歯学教育・研究のパイオニアである東京医科歯科大学と2020年よりパートナーシップを結びました。経営支援先である医療法人社団平郁会とも連携し、平郁会が運営する訪問診療クリニックの協力のもと、在宅診療をフィールドとした臨床研究を行っています。

主な共同研究実績

共同研究において、CUCは2020年より在宅事業の研究データの整理から研究費の管理、学会のリサーチ、研究の進捗会議の運営サポートなど、研究を円滑に進めるための総合的な支援を進めています。

実際に共同研究で発表された論文を、2つご紹介します。

我が国における在宅医療の質評価(2023年)
(論文リンク:我が国における在宅医療の質評価
在宅医療の質評価には、導入支援から看取りまでの各段階で、ケア内容の構造・過程・結果を評価する指標が必要です。本研究では、在宅医療の質をはかるうえで有効な評価指標を明確にし、診療現場で実際に評価を行う際の留意点をまとめています。

ポストコロナ時代における 在宅医療の展望(2023年)
(論文リンク:ポストコロナ時代における 在宅医療の展望
在宅医療では高齢者や障がい者、ひとり暮らしの方など幅広い対象に医療を提供するため、患者様に複数の慢性疾患がある場合や災害が起きた場合など、多様なケースを考慮する必要があります。本研究では、個別性の高い在宅医療における質向上に必要な要件について、診断・治療機器の進歩、意思決定支援、ICT活用などの観点から、今後の在宅医療の課題と展望についてまとめています。

これからの在宅医療の発展に向けて

CUCと東京医科歯科大学は、在宅医療の質向上を目指し、共同研究を進めています。今後も在宅医療の普及・発展に必要な以下のような研究テーマにも取り組む予定です。

研究テーマ例

  • 在宅医療標準化のための多職種教育プログラムの開発

  • 訪問診療における生活習慣病患者の適切な検査頻度の検討

  • 医療機関・大学と在宅医療系企業の連携を強固にする臨床研究・診療モデルの導入

こうした取り組みを通じて、両者は超高齢社会における在宅医療の質向上と研究の発展を目指します。

一緒に「医療という希望」を創りませんか? 

CUCグループでは、ひとりでも多くの患者様に必要な医療を届けられるよう、医療提供体制づくりに注力しています。もし私たちのミッションに共感いただき、「協業してみたい」「話だけ聞いてみたい」と思っていただけたら、是非お気軽にお問い合わせください。

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