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計算せずに答える術

こちらです。

【ポイント】
(1)割り切りの除算で割る数の一の位が1,3,7,9の場合は最後まで計算しなくて良い。
(2)(1)かつ割られる数4桁、割る数2桁の場合は、問題把握と九九の知識だけで答えが出せる。計算時間ゼロといえる。
(3)除算の筆算はふつう上の位から減算を行うが、(1)の場合、逆に一の位から引いて筆算できる。よって両側から筆算できる。


 中学1年の時に珠算の練習と理論の覚書として単語帳に書いていた内容(タイトル:秘伝の書)を、できる限り忠実に横書き文書化しました。自作問題の検算として12桁電卓で確認していたのを思い出します。もし他所で似たような理論が書かれているのを知っていましたら教えてくださると助かります。

 27×23=621(20×(20+10)+7×3)のようなものはよく見かけますし便利ではありますが、あまりにも特殊すぎて、日常生活で見ないと感じていました。一方で、割り九九の方法は、そろばんの中で私が編み出してきた方法で、そろばん競技でこそ最高の偉力を発揮するものではありますが、割り切れさえすれば使えるので、そこそこ応用が利くのではないかと思っています。

 ちなみに、高校数学の整数を学んでいれば、割り九九の理論がなぜ成立するのかきちんと理解できるのではないかと思います。そろばんは入試に関係ないというのはよく見ますが、そろばんも高校数学と密接に絡んでいるのではないでしょうか。

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