41歳、妊活記録③ 決断
子どもを産むという一大イベントを、私は1人で抱え込みすぎてたのかもしれない。
妊娠するまでのプロセス、妊娠中、出産、その後の面倒…どれを考えてもとにかく大変そうで、私にはとてもじゃないけどこなせなさそう、とずっと考えてた。
口頭で旦那さんが、育てるところは一緒にやると言ってくれたり、家事を普段からとても協力的にしてくれてる姿を見て、あながち嘘じゃないんだろうなって思ってたけど。
…あんまり明確に“子どもが欲しい”という意思表示をされてなくて…いや、正確に言うと、先月くらいから“子ども欲しい?”と聞くと、“欲しいと思ってるよ”と言われてはいたけど、なんか彼の本心でなく、空気を読んで(⁉︎)の回答だった気がしてならなく、言葉の通りに受け取ることができなかった。
でも…先日2回目の体内受精が失敗したことが分かり、先生から体外受精を早速勧められた話をしたら…
私の説明が納得いかなかったのか、先生の意見が納得いかなかったのか、よくは分からないけど、彼も翌日先生の話を聞きに行くと言い出した。
しかも仕事を早くに切り上げてまで。
何をそんなに怒ってるんだろう…とかなり不安になった私。
取り敢えず考えがまとまらないまま産婦人科に行った。
先生は乗り込んできた旦那さんと私を前に、とっても丁寧に妊娠するまでの過程、これまでの結果、そしていま考えれるベストな方法について説明してくれた。
それを聞いた旦那さんは…拍子抜けするくらいアッサリと、“分かりました、引き続きお願いします“といって病院を後にすることになったのである。
…完全に私の中では???だった。
あの勢いはなんだったんだろう。
1日で気持ちが落ち着いたということなんだろうか。
よっぽど私の話は伝わってなかったんだろうか。
…しばらく理解に苦しんでたのだけど。
ふと1つの答えに辿り着いた。
旦那さんは、私にちゃんと子どもが欲しいっていう、意思表示をしたかったんじゃないかって。
繊細すぎるHSPの私に、たまに旦那さんは優しく、”あまり言ってもプレッシャーになって欲しくないから”と言ってくれてた。
だからこれまでも過剰に妊活の経過をとやかく言われたこともないし、”すっごく子どもが欲しいんだ”と露骨に言われたことも、ない。
おかげさまで、これまで妊娠できないことを一度も咎められることなく、変なプレッシャーを感じずにこれてた。
そう、これまでの旦那さんの態度は、私への最大限の気遣いだったに違いない。
でも疎い私は、彼の気持ちをちゃんと分かりきってなかったんじゃないかって。
本当は、旦那さんはとっても子どもが欲しいんじゃないかって。
1人で産んで育てる勇気も自信も、やっぱりない。
でも、こんな私でも、誰かの望みを叶えて幸せにしてあげれるのならば、やってあげるべきなんじゃないかって。
…やっと、自分の中で府に落ちた。
子どもを本腰で作ろう、って。
もっとちゃんと向き合おうって。
きっとこの旦那さんなら、色々と手助けしてくれる。
1人きりじゃないって、そう思えた。
遅すぎる決断かもしれないけど。
うん、今回はこれまで以上に頑張ろう…!
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