スピは怪しくて科学は真実?科学的文脈で『引き寄せの法則』を解説してみた
「目に見えないから信じない」は短絡的すぎ
この「目に見えない世界」の事を毛嫌いする方はきっと多いと思います。
胡散臭い。
証明できない。
目に見えない物は信じない。
でもそんな方達も信じている、科学の世界でも語られている事はたくさんあります。
私たち人間の肉体の中には様々な器官があり、それを分解すると細胞になり、さらに細かくしていくと分子、原子、原子核、陽子、素粒子・・・と最後は"素粒子"になり、これが私たちを構成しています。
椅子や机も小さくすれば素粒子ですし、何もない様に見える空間にさえ"空気"がありますから、素粒子はいたる所に存在しこの世界を創っています。
原子やそれを形作る電子、陽子、中性子、さらに小さな素粒子のようなミクロの”粒”のことを「量子」といい、それらが働く法則を読み解こうとする学問を「量子力学」と呼びます。
そして、量子は”粒”(もの)の特性と”波”(現象)の特性の両方を持っていることがわかっています。
ミクロでは「思考は現実化」している
量子の世界はある種の波の重ね合わせになっているという「波動関数」で記述されます。
波動関数は、場所ではなく”確率”を表すもので、確率として存在している波が観測した瞬間に収縮して粒子としてふるまうと言われています。
波動の確率として存在しているエネルギーが、観測された瞬間に粒子になって位置が確定される・・・”観測しようとすると”位置が確定するということは、”観測していないとき”の状態がわからないんです。
これが「観測問題」です。
これを言い換えると、量子の世界では「波動は観測しようとすると物質化する」という事になります。
"観測する"という行為は、対象物に観察者の意識を向けるということなので・・・
こう考えてみてください。
波動(まだカタチになっていない世界)は観測する(イメージする、意識を向ける)事で物質化(現象化)する。
全てのものの本質はカタチのないエネルギー
私たちが目で見て、耳で聞いて、手で触れられる、体感できるマクロな世界(ニュートン力学の範囲)では、粒と波の両方の性質を持つものがありません。
なので、感覚的に理解するのは難しいのですが、人間も、机も、植物も、量子レベルまで突き詰めれば波動(エネルギー)なのです。
だからこそ、似たもので共鳴・共振し合う(引き寄せの法則)ということなのではないでしょうか。
だから類は友を呼ぶ、なんです。
私たちは、目に見えないレベルでは波動でありエネルギーなんだという見解を頭の中に入れていただくと、「引き寄せの法則」の事や"思考"についての大切さなどがより理解しやすくなると思います。
少し先の未来は、きっともやもやなエネルギーの状態で存在してるんでしょう。
どうなりたいかを明確に意識する事で未来が確定されていくならば、あなたはどんな未来に意識を向けますか?
編集後記
『世界は自分で創る』2014年05月03日、04日の記事を編集、再編しています
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