【試し読み】vol.9 The Grand Grimoire呪文セレクション｜えくすとら
本記事は、公式アプリ「クトゥルフ神話TRPG ルールブックPLUS」にて、有料プラン加入の方向けに公開中のアプリ限定コンテンツ、「クトゥルフ神話TRPG えくすとら」の試し読み記事です。
■文：蓮見かるほ／アーカム・メンバーズ
■画：Sam Lamont ＆ Rhys Pugh
呪文とは魔術師の扱う狂気の力であり、探索者の道を切り開く諸刃の剣であり、そして神格がふるう恐ろしい権能のほんのひと触れでもあります。今回は未翻訳の海外ソースブック “The Grand Grimoir of Cthulhu Mythos Magic”から、神話存在に関連する呪文や探索者の助けとなる呪文を厳選して紹介します。
呪文との接し方
呪文は探索者に現実を超える力を授けると同時に、避けがたい破滅へと導きます。既知の技術では打破できなかった状況をやすやすと越えさせる反面、安易に使えば健全な心身を瞬く間にむしばんでしまうでしょう。使いどころとリスクを見極める判断力が肝心です。
今回は一部の呪文を「神格が行使する可能性のあるもの」として紹介していますが、神格にとって呪文とは文字どおり息をするように扱える力にすぎません。矮小な人間のように机に向かい、多大なリスクを支払って発動するものではありません。
例えば、アザトースやニャルラトテップなど一部の神格はキーパーの望むあらゆる呪文を行使できます。またルールブックやソースブックに特定の呪文が書かれていないからといって、その神話存在が限られた呪文しか行使できないとは限りません。キーパーが必要と感じればほかの呪文を候補に入れてもよいでしょう。われわれの知識や記録など、広大無辺にして深淵なる神々の全容を知るには至らないのですから。
神話存在と呪文の関係は“新クトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルムVol.2”「神格の呪文と能力」にも詳しく記載されています。
では、秘されし魔術をこれから実際に確かめていきましょう。
続きは公式アプリ「クトゥルフ神話TRPG ルールブックPLUS」にてご覧ください。
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