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私事の仕事(しごとのしごと)

タイトルはただ韻を踏んでみたかっただけw
昔からオヤジギャグとかダジャレとかが好きで、世の中見渡すと案外、オヤジギャグが炸裂したキャッチコピーだらけ。特に大手広告代理店の作る宣伝媒体は、なぜかそう感じるものが多い気がする。
広告について偉そうに語る私の本業は、広告(グラフィック)デザイナーだ。ただデザインするだけではなく(とはいってもデザインはただやっているものではないがw)イラストも描くし、キャッチコピーだって考える。ロゴもデザインするし、写真も撮る。つまりオールマイティーに製作するのだ。
これは自慢をしているのではなく、私はこういうことができる。ということをツラツラと書いているだけなのだ。
広告とは、ひと言で片付くようなものではなく、各自割り振られたプロがいて、それが集結してひとつの広告(ポスターなり)が作られる。
ライターさん、イラストレーターさん、デザイナーさん、アートディレクターさん、フォトグラファーさん、モデルさん、ヘアメイクさん、衣装さん、、、ざっと思い浮かんだ役割だけでもこれだけあり、ただこれはほんの一部にしかすぎず、挙げるとキリがないくらいたくさんのプロが関わっていて、それがひとつにまとまることで、はじめてひとつの作品(広告)が生まれるのだ。
田舎で仕事をするとなると、都会とはワケが違って、各プロはおろか、外注する予算すらなかったりする。そうなると、自然と自分ひとりでできる仕事の範囲が限られてくるのだ。範囲といっても、決して狭いものとか妥協せざる得ないものとかでなく、作る人の技量によって、範囲は変わってくるのだ。都会から田舎にシフトしたことで、最初はできないことだらけだ、と思いがちで、最低限コレとコレはないと困る…というものも、実ははじめのうちだけ。弱気な気持ちよりも表現したい気持ちが勝つことで、とにかく人の力を借りないで自分ひとりでクオリティをあげようと必死になり、そのうち自然となんでもできるようになってくるというわけだ。
この働き方が良いか悪いか何ともいえないけれども、考え方、捉え方はそれぞれであって、私にとっては何でも自分でやれることが、人に指図されることなく、人に指図することもなく、考え抜いて考え抜いて出来上がったものは、喜びや愛情が半端ないので、やりきった感がたまらないのだ。
これが、「わたくしごとのしごと」。

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