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あがり症と共存してみた②

あがり症を克服したい、切実にそう思い、
自分なりの改善努力を行ってきました。

↓私が試したことを時系列でざっくりと


①ひたすら練習(それこそ本番ギリギリまで)
②あがり症関連の本を読む
③心理療法の本を読む(森田療法など)
④社会不安障害の本を読む
⑤あがり症克服講座に参加
⑥ネットでひたすら情報収集
⑦個人輸入で薬を買う(合法な範囲で)
⑧病院に行く

ほぼ本読んでるだけ!?と思われるかもしれませんが、
今のように、スマホでサッと調べるなんて出来なかったので、
(高校生の頃にポケベルが流行った世代です)
地道に本を読むしかなかったんですよね。
本を読んで、実地でトレーニングが
基本的な対処法でした。

書籍から得られた内容は主に、
以下3つに集約される感じでした。
①心・意識へのアプローチ
②スピーチ・発声の練習
③体をリラックスさせる方法

確かに、あがり症改善に必要な要素と思います。
ただ、あがり症でもだえ苦しんだ経験者として、対処の順番が重要ではないかと思っています。

重要なのは体を緊張させないこと!

まず、最優先でやるべきことは
体、声が震えない状態で人前話すために
医療的措置を受けることが大事だと思っています。

私があがり症で悩んでいた時は、
以下のループを繰り返し抜け出せない状態でした。

①人前に出る
→②あがる(体、声が震えて話せなくなる)
→③精神的ダメージを受ける
→④次が不安で落ち着かない
→⑤必死に練習(少しでも短時間で終わるように工夫)
→⑥本番前、それこそ前夜から不安
→人前に出る
→あがる
(①〜⑥の無限ループ)

現在はこんな感じです。
①人前に出る
震えず下手なりに何とかこなす
③安堵、達成感を感じる
④次回に向けて話し方、内容を工夫
(①〜④の前向きなループ)

正直、私はそれほど上昇志向が高くないので、目立たず適当にこなせればそれで十分、
それ以上は求めていませんでした。

それなのに、「テキトウ」にやることすら、出来ない状態に陥り苦しんできました。

体と声の震えるが抑えられて、最期まで話すことが出来た時は、本当に感動、というかもっと早くに知りたかった(泣)と思いました。

これまで、人前でのスピーチといった類のものを可能な限り避け、逃げ切れない最低限の時だけ対応(それも高確率で失敗)してきたので、スピーチ自体は今も下手くそです。

でも、必要以上の不安に苛まれることがなくなったことが、とても嬉しく感じています。

具体的には、私は震えを抑える薬を飲んでいます。抗不安薬などの精神の薬ではありません。
震えを抑えるのみなので、精神面はいつもと変わらないのですが、震えない、ただそれだけで必要以上に不安を感じることがなくなりました。

スピーチが下手なりの不安はありますが、
多分それはあがり症ではない人も感じているレベルのもの。逃げ出したくなる程の不安はなくなりました。

そして、叫び出したくなる程の過去の失敗の記憶も、自分なりに頑張ったんだ、仕方なかった、と今は冷静に受け止めて考えられるようになりました。

次は私が受けた治療について、お伝えしたいと思います。

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